小松お旅まつり 2014 その4 傾城阿波鳴門 どんどろ大師の場③

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  巡礼おつるは 
  すげ笠姿で シュラシュシュシュ

  たずねる母さま お弓の涙よ 
  我が娘と言われぬ胸の内・・・




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  達者でいたなら、いずれ母さま、父さまに会える日もこよう。
  もうもう思いあきらめて、早う国へ帰るがよいぞえ。

・・・引き裂かれるような思いで、そう言い含めるお弓・・・。

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泣きながら親身になってくれる弓が、本当の母のように思われてか、
おつるは、何でもしますからそばに置いてください、と迫ります。

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  頼みます。拝みまする

・・・と手を合わせるわが娘に、
お弓は心も消え入る思い・・・。 

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  また、そのように悲しいことを言い出して、
  このおばを泣かすのかいのう。
  ほんにまあ、ワタシとしたことが。
  待ちゃ、待ちゃ、待ちゃ・・・

財布から金を取り出し、紙に包んで差出します。

  なんぼ一人旅じゃとて、金あらばどこの宿でも泊めてはくれる。
  野に寝たり、山に寝たりして、わずろうてはしてたもんなな。
  ささ、これを持って行きやいのう・・・

しかし、おつるは
お金はもっています・・・もう参ります。
・・・とそれを差し戻します。

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  ととさんや、かかさんに・・・
  (会われることぞ、会わしてたべ・・・)
  南無大悲の観音さま
  (ちちははの、恵みも深き、粉河寺・・・)

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泣きながら駈け去るおつる・・・。

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参詣から茶店に戻り、腰を抜かして動けなくなった妙珍。
妙天は傘を渡して、グルグル回しはじめます。 

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  これは何え? 大八車かえ?」 
  「ロールスロイスやがな!」

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けっこうシュールなシーンです(笑)

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  これが一世の別れかいのう。
  せっかくながの海山越え、艱難して、
  あこがれ訪ねたるいとし子に ・・・

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  道は親子の別れ道

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  イヤイヤ、どう思いあきらめても、
  今別れては、また会うことはならぬ身の上。
  たとえ難儀がかからばかかれ・・・

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  狂気半分、半分は帯・・・

  連れ戻そう・・・
  思い定めた瞬間、娘の名を呼んで駈け出すお弓・・・。

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  おつるやーい

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  あとを慕うて・・・

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  たずねゆく・・・

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腹を抱えながら、やがて涙を誘われるよくできた話なのですが、
それにしても役者が全員上手かったですね!

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お弓、おつるの母娘は、小学4年生。
しかも、同じ学校の同級生というから驚きです(笑)

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ストーリーに直接絡まないので、このブログでは初登場ですが、
茶店の娘、お花ちゃん。可愛いですね。

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いちばん年長の妙天さん。この女の子も上手かったなあ!

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妙天・妙珍コンビ、最高でしたね!

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そして、やっぱりお弓さん!
演技はもちろん、
そこはかとない色気まで漂わせていました。

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このあと、市川団四郎師匠とお弓ちゃんと3人で、
記念写真を撮らせていただきました(自慢)。

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Commented by nararanran at 2014-06-04 20:28
こんばんは~
じっくりと詠ませて頂きました^^
最後に、父親におツルが殺される場面のお芝居はなかったんですね。
よかった~~ホッとしました。

みんな可愛い子たちばかりで
ニヤニヤして拝見しました。
お芝居が終わった後のホッとした笑顔がなんとも言えず
よくガンバったねって声をかけたくなりました^^


Commented by dendoroubik at 2014-06-04 20:54
☆らんさん

自分でさえ読み返すことがないのに
いったい誰も読まないようなものをなぜ書いているのか
疑問に思いながら書いていたのですが(笑)
お読みいただきまして ありがとうございますwww

おつるが殺されてしまうのは
次の「十郎兵衛住家之段」ですね・・・
おつるの持っている手紙で名刀の謎が解け
家族3人がもとの生活に戻る
・・・というハッピーエンドならよかったのにと思うのですが・・・

藩の罪を一身に背負わされた実在の男がモデルなので
あくまでも悲惨な結末じゃなければならなかったのでしょうか・・・

でも 子供歌舞伎では死んだ人も別れた人も
最後に揃って登場してくれるのでホッとします(笑)
Commented by すぺいん人 at 2014-06-06 21:20 x
こんばんは☆

寺町の子供歌舞伎も良かったですね~♪♪♪
傾城阿波鳴門は人形浄瑠璃でしか見たことが無かったので、
今回、お弓がタバコを吸うのを見て「お弓って結構イケイケな姉さんなんや(笑)」と思って、
それがお弓の出の時に感じた小慣れた雰囲気とか色気とかとリンクして感動しました(^^*)

お弓とおつるが同級生というのはびっくりしましたね(@@;)
みんなが本当に上手くて、、、おつるとお弓の心情もよく伝わってきて、私も泣かされました(TT_TT)

さて、私もレポの準備します(笑)。
Commented by dendoroubik at 2014-06-07 02:27
☆すぺいん人さん

いや~ よかったですね!!!
寺町の役者も みんな達者でしたね\(^o^
お弓ちゃんの役なんて相当難しいと思いますが
ちょっとやさぐれた感じや色気
悲しみまで ちゃんと表現してましたよね
すごいなあ・・・

もう1ヶ月近くになりますが
あの同級生母娘は どんな風に学校生活を送ってるんでしょうね(^-^
女形した男の子はけっこう引きずるっていいますけど
女の子はけろってしてるのかな・・・

すぺいん人さんのレポ 待ってますよ♪ヽ(´▽`)/
・・・といいながら 自分もまだ八日市町は手付かずなんですが  ̄□ ̄;)
by dendoroubik | 2014-06-02 15:10 | ◇小松お旅まつり | Trackback | Comments(4)