長浜曳山まつり 2014 その6「太刀盗人」

c0196076_221025100.jpg

春日山(本町組)の外題は
「太刀盗人」(たちぬすびと)。

田舎武士とスリ、目代と従者の
4人が繰りひろげる、とてもおかしい法廷喜劇・・・。

滑稽さや剽軽を巧みに表現する
子ども役者の演技力に脱帽です。



c0196076_616381.jpg

曳山は伝平右衛門作。亭は後年の建造とされますが年代は不詳。

c0196076_2313738.jpg

c0196076_2295768.jpg

先日、朝のTV番組で長浜曳山まつりの特集があり、
春日山が取りあげられていました。

c0196076_22353996.jpg

舞台方のこの4歳の男の子が
クローズアップされていました。

本祭の1回目では、かわいらしい口上を述べ、
観衆を沸かせていたいたのに、
2回目の公演では、観衆の多さにビックリしてか、
急に泣きベソをかいて、
口上が述べられなくなるというハプニング。

観ている方も、ハラハラドキドキ・・・応援したくなりますね。

c0196076_643590.jpg

c0196076_643041.jpg

訴訟のために都に来ていた田舎者の萬兵衛。
それも解決して帰郷するにあたり、
新市で賑わう寺町でみやげ物をあれこれ物色。

すっぱの九郎兵衛というスリに目をつけらます。

c0196076_20454274.jpg

雑踏で萬兵衛が腰に帯びている
黄金造りの太刀を奪われそうになります。

c0196076_7191722.jpg

奪い返そうと揉めているところへ、
目代がやって来て太刀を預かり、詮議をはじめます。

c0196076_2194550.jpg

萬兵衛とすっぱの九郎兵衛のコンビも笑わせますが、
目代と従者のコンピもうまくおかし味を出しています(笑)

c0196076_2395183.jpg

両人ともに自分のものであると譲りません

太刀の銘やいわれなどを問い糺すのですが、
先に供述する萬兵衛・・・田舎者ゆえ声が大きく、
すっぱの九郎兵衛に筒抜けです。

萬兵衛のセリフをそっくり繰り返して、
九郎兵衛は、うまく詮議を切り抜けてゆきます。

c0196076_2334568.jpg

いちばんの見所は、
太刀の地肌焼きの要諦を連舞で語らせるシーン。
萬兵衛の舞いを横目で見ながら、
ワンテンポ遅れて舞うすっぱの九郎兵衛。

ワンテンポ遅れているはずなのに、
いつの間にか踊りがシンクロしてしまうところが大爆笑です。

c0196076_239621.jpg

萬兵衛は自分の声が大きいので、
聞き取られて同じように言うのであろうと、
最後に太刀の寸尺を目代の耳元で答えます。

聞き取れないように、従者に耳を押さえられる九郎兵衛。

c0196076_23322895.jpg

とうとう誤魔化しきれなくなった九郎兵衛。
観念するかと思いきや・・・。

c0196076_622063.jpg

抜け目なく太刀をまたもや奪い取って、
雑踏の中へと逃げてゆくのでした。

・・・と、ここまでがオリジナルのストーリーですが・・・。

c0196076_7325726.jpg

ちょこっと、最後に小粋なエピローグがついていました。

逃げおおせて、ひと息ついたすっぱの九郎兵衛。
春の陽気に誘われてか、居眠りをしてしまいます。

c0196076_2384580.jpg

舞台方の男の子が登場し、
口上を述べるかと思いきや、
どこからか舞い飛んできた蝶々を追いかけていきます。

蝶々はやがて、黄金の太刀の上に。

舞台方の男の子は、
太刀を手に入れてニンマリ。ここで幕。

c0196076_22465231.jpg

泣きべそをかいていた男の子の元気な再登場に、
観衆からは万来の喝采でした(笑)

c0196076_2259281.jpg

by dendoroubik | 2014-05-01 10:56 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://gejideji.exblog.jp/tb/22069373
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。