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勝山左義長まつり 2014 その1「春を呼ぶ祭り」

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「どんなに吹雪いていても、必ず暖かい櫓の下に戻ってきたい・・・」

昨年のこのブログの左義長シリーズを、
そんな言葉で締めくくりました。

時折、止み間はあっても、
吹雪で2,3メートル先が見えなくなったり、
帰りに車がスリップしたりと、
例年以上の異常低温での開催だった昨年から一転、
今年は2日間とも晴天に恵まれ、
日中は春を思わせる陽だまりさえできていました。

 「奥越に春を呼ぶ奇祭」

・・・というのが、この祭りのキャッチフレーズ。
この祭りを境に、春の足音が聞こえてくる・・・。

でも、今年は春を待ちわびる気持ち以上に、
この祭りを待ちわびる人々の気持ちが、
祭りの先にある春まで、いっしょに連れてきたのか?
・・・そんなアホなことを考えてしまうほど、
穏やかな勝山左義長まつりでした・・・。




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この時期に特有の「さぎっちょ雪」越しに、
櫓の上の浮き太鼓を眺めるを眺めるのは、
とても情趣に富んでいいものです。

 今年はそんなシーンは望むべくもない・・・

ちょっと物足りない気分で勝山入りすると、
冠雪した奥越の山々が、
過去2回の訪問では見られなかった
くっきりとした美しい姿で出迎えてくれました。

勝山橋から撮ったこの写真の反対側には、
九頭竜川の向こうに、霊峰白山も望めます。

市街地からもこれらの山々は望むことができ、
たとえば、下郡区から立川区へ延びる通りの向こう、
風にはためく短冊越しに現れる白山には、
思わずテンションがあがってしまいました(笑)

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勝山で美しいのは自然だけでなく、
どこか雪寂びた町並みもいいです。

とくに、本町通りの1丁目から4丁目にかけて
勾配のゆるい屋根の下に袖壁のついた
古い伝統的家屋が数多く残っていて旅情を誘われます。

呉服屋さん、味噌・醤油のお店、米屋さん、
一本義の久保酒造さん、
昨年一泊お世話になった旅館、板甚さん・・・。
古い町並みの構成要素がすべて揃っています。

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小笠原2万2千石の城、武家屋敷のあった場所と、
本町、郡町、後町の三町をタテに結ぶ道は、
すべて段丘によってできたゆるい勾配。
これらのの坂には、粋な名まえがつけられています。

小姥母(こおんば)坂 神明坂 大手坂 成器坂 石坂 下の坂・・・

子守娘、おたねの名を残す「おたね坂」・・・

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午前中、各地区の御神体(松飾り)のまえで神事がおこなわれます。

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今年「ふれ太鼓」をつとめるのは下後区。
午後1時、この太鼓を合図に、
13の地区で一斉に浮き太鼓がはじまります。

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蝶よ花よ 花よのねんね
        まだ乳飲むか 乳首はなせ


待ちに待ったさぎっちょがはじまりました!

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明治19年につくられた、もっとも古い下長淵の櫓でも、
子供たちが軽妙な浮き太鼓を披露してくれていました。
日曜日におこなわれる「子供ばやしコンクール」で、
昨年まで7年連続で優勝の地区。
さすがに間然としたところがない見事な浮きっぷりです。

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お宮造りの長淵櫓
     檜で百年 勝山一よ


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上長淵の櫓では、保存会の方の浮きがはじまります。必見。

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春よ 春よ こがれし春よ
      花の勝山 弁天桜


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恋の長山 あの松影で
     別れのつらさ 涙か露か


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さあさ みんな 集まっておいで
     あなたもきみも 櫓の下へ



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まだまだはじまったばかりです・・・。

(その2につづく)
by dendoroubik | 2014-03-01 01:05 | ◇勝山左義長まつり | Trackback | Comments(4)
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Commented by senbei551 at 2014-03-01 01:06
地元の方もこのような快晴が続くのは初めてとおっしゃっておられましたし、僕も最初は雪がないのは寂糸思っていましたが、こういうさぎっちょを見たくても見れないだろうと思いえば、よかったかな!と思いますね。
白山や街並みも美しい素敵な記事ありがとうございます(^^
Commented by nochi423 at 2014-03-01 01:13
師匠の文章大好きです\(^o^)/
もちろん写真もですが!
勝山愛をすごく感じます。

ジャマイカとか言って騒いでしまい赤面です!
Commented by dendoroubik at 2014-03-01 01:21
☆せんべぇさん

どうせまた行くのだからと考えたら
まるで春まつりのようだった今年のさぎっちょも
これからもつづくかっちゃまの思い出のひとつですね^-^

せんべぇさんもきっとそうだったと思いますが
足を踏み入れた瞬間に
「あ! ここへはまた来るな」
と予感しました
2年まえに大六さんのふれ太鼓を聞いた瞬間に
自分もそう思いました(笑)
Commented by dendoroubik at 2014-03-01 01:31
☆ノチさん

あの短冊 1枚貰って帰りました
帰りの車の中でふと無意識に
ジミー・クリフの「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」歌ってました
あれはやはり ジャマイカですね(笑)

滋賀県の近江八幡の左義長まつりでは
「十二月」と呼ばれる真っ赤な短冊を飾ります
勝山のジャマイカとトリコロールの意味を
今年もまた聞きそびれてしまいました・・・