2014年 03月 03日
勝山左義長まつり 2014 その3「浮かれる祭り」
子どもたちや可憐な女性たちの笑顔に癒される祭りは、
日本中に、数知れずあるでしょう・・・。
しかし・・・
男衆の・・・(勇壮な神輿渡御やケンカ祭りでなく)
浮かれた笑顔に癒されてしまう祭りなんて、
他にあんまりないんじゃないでしょうか(笑)
滋賀県 近江八幡の左義長まつり
岐阜県 今尾の左義長
そして福井県のこの左義長まつりを、
日本三大左義長というそうです。
小正月に正月飾りや書初めなんかを燃やす
「左義長」とか「どんど焼き」といわれる行事は、
全国各地でおこなれているものですから、
規模の大きさや、付随する行事などが特徴的なことが、
「三大」たるゆえんだと思います。
ただ、他のふたつが、あくまでも
左義長そのものを巡って繰り広げられるのに対して、
勝山のこの祭り、左義長そのものというよりも、
まったく関係のない(・・・ように思える)
櫓の上での浮き太鼓が盛大でおもしろいのが特徴です。
それにしても「日本三大左義長」が、
揃いもそろって、長襦袢を着て大騒ぎする、
・・・というのは、どういうわけでしょうか?
もちろん、左義長行事そのものと長襦袢というのは、
まったく関係がありません・・・たぶん(笑)
最近は、近江八幡では、
長襦袢で仮装する人が少なくなったみたいですが、
戦前の映像を見てみると、
若衆が皆、長襦袢にド派手メイクで
大騒ぎしていたのがわかります⇒こちら
近江八幡と今尾の長襦袢は、
『信長公記』のなかに登場する、
信長が安土城下でおこなわれていた左義長に、
お忍びで仮装して繰り出した・・・
という記述にもとづくものだといわれます。
(読んでみると、実際はそうは書かれていません)
「祭りの由来」なるものは、
たいてい眉唾ものですけど・・・(笑)
勝山左義長の長襦袢の由来は、
遊郭で遊び呆ける男衆が
遊女の長襦袢を戯れに借り受けて
浮かれたことにはじまるといわれるそうです。
いまでは、可愛い子どもたちや、
美しい女性たちも櫓の上で「浮き」を見せてくれますが、
もともと、浮き太鼓は、
酔っ払い(?)のおやじさんたちのものだったんですね(笑)
どこかおどけた仕草で踊りながら、
お囃子に合わせて、太鼓を叩くことを
「浮く」・・・といいます。
見事なリズム感と、
個性的な踊りには舌を巻いてしまいますが、
なにより惹きつけられるのは、
浮き手の皆さんの、なんともいえない笑顔!
まるで笑顔そのものが浮いているようで、
櫓の上は、渾然一体となった楽しさが溢れます。
でも、よく考えたら、子どもからオヤジさんまで、
さまざまな世代の人々が、
櫓の上でこんなハーモニーを奏でられるなんて、
とても稀有なことですね。
太鼓の打ち方には、決まりきった型があるわけでなく、
それぞれのクセ・・・といいますか、
個性を出すなかでの調和ですから、なおさらです。
しあわせだから笑顔になるのか、
笑顔になるからしあわせなのか・・・。
見ている者までもしあわせな気分にしてしまう、
勝山左義長まつりのいちばんの魅力です。
勝山の方々の芸達者ぶりは、
浮き太鼓だけでなく、
その年の干支を、家庭用品でつくった
「作り物」にも表れています。
「地蔵盆」「地蔵まつり」につくられる
「つくりもの」のようなものかと思うのですが、
どこか俳味のようなものが感じられます。
シャレを織り込んだ時事風刺
「書き流し」が添えられているのは、
藩政時代「左義長の期間中は無礼講」とされた
その気概の名残りともいわれます。
この祭りの全てが、
勝山の伝統に根ざしたものなのですね。
神出鬼没の福井市の人気者、田吾作さん。
正体は、某建設会社の部長さんなんだとか(笑)
なぜか・・・しの笛を
リコーダーのようにタテに吹き鳴らしながら、
勝山さぎっちょの怪人登場!
怪人と田吾作さんの一騎打ちがはじまりました。
「負けるわけにはいなかい!」
・・・という気迫が、まるで火花を散らすようです。
なんで、こんなことに気迫出すのかわかりませんけど(笑)
もちろん、打ち合わせなんかありませんから、
相手の力量を探りながらのインプロヴィゼーションの応報。
後ろの櫓では、子どもたちの可憐な浮き太鼓。
その前で繰り広げられる名人芸。
なんという贅沢な展開でしょうか!
違う世界から電波受信中(by せんべぇさん)
お見事!!!
楽しすぎる祭りです。
(その4につづく)
もうショーみたいになってますね!!
いろんな動きで楽しませてくれて目が離せない\(^o^)/
スルメをくれたお兄さん、有難うございました\(^o^)/
元気出るでしょう?
2年まえに はじめて見た浮き太鼓がこの方
ハートを鷲づかみにされてしまいました(笑)
笛吹いてる時は キリッとした男前になるのですが
その落差の大きさが そのままこの祭りの大きさを
表しているようにも思えたり・・・。
可愛いだけの祭りなら
塩の入ってないぜんざいみたいで ちょっとモノ足りない^-^
行くとしたら午後からだけど、それでも見応えあるかしら?午後からの良いスポットなど教えて下さい。
来週の土曜日ですね!
お旅所を出発するのが午後2時ですので
それまでに到着できれば 楽しいのですが(笑)
2時から1時間半ほどかけて
田県神社まで渡御しますので
沿道で見てるのも楽しいですね
3時過ぎの本殿突入は
人が多くて チラっとしか見られませんでした
1.神社近くの屋台
2.正午頃から2時までのお旅所
3.2時から3時すぎまでの渡御
この3つが やっぱり見所だと思います
しかし・・・それにしても寒いですね。旅に出る気分じゃないので迷ってます。
良い写真を撮ってきて下さい。
来月、暖かくなったら実家の様子を見に行きますので、地元でお会いできるかも知れません。
立春すぎてから 春が足踏みして
なかなかやって来てくれませんね~
たしかにあの祭りは 穏やかな気候で
いいお天気じゃないと楽しさ半減ですので
いい頃を見計らって再チャンレンジされた方がいいと思います
自分は 土曜日は
近江八幡の左義長まつりへ行く予定です
天気はよさそうなので
もう少し暖かくなってくれればいいんですが・・・