勝山左義長まつり 2014 その6「火の祭り」

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どんど どんど 夜空を焦がし 九頭竜に映える・・・


勝山左義長まつりの観光ポスターやビラを見ると、
必ず浮き太鼓、どんど焼きの写真がフィーチャーされています。

左義長・・・というくらいですがら、
火を焚く行事がメインのはずですが、
こと「観光」ということに限っていえば、
メインはやはり浮き太鼓・・・

だいたい、地元の方々からして、
この祭り全体のことを「さぎっちょ」と呼び習わし、
弁天緑地でご神体を燃やす祭りのフィナーレを、
「どんど焼き」<と言い分けておられるようです。

左義長行事以外の行事の比重が、
小さいものではないことがわかりますね。

ただ、どんど焼きと、
その前後の町の様子を眺めていると、
やはり、この祭り全体が左義長(どんど焼き)を中心に、
営まれていることに、改めて気づかされます。




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日が暮れると、見物人の数はめっきり少なくなります。

九頭竜川の畔で、
どんど焼きが行なわれるのは午後9時から。
それが終わると、
本町通りを埋め尽くした屋台も撤収をはじめます。

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屋台をひやかす人たち、
長い割竹の先の餅をとりつけたものを持って、
九頭竜川の河原へ向かう人たち、
櫓の上で浮き太鼓を楽しむ人たち・・・

午後8時過ぎの町は、
祭りのフィナーレへ向かって、どこかざわついた雰囲気。

去年まで2回は、
この時間に帰宅してしまいましたので、
ここからは未知の時間帯です・・・。

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勝山左義長は「神事」ではありますが、
昼間の浮き太鼓を眺めていても、
まったく宗教的な匂いはしません。

ただ、この時間帯、地区の方々だけで、
これ以上ないくらい楽しそうに浮いている姿を見ると、
逆に、やはりこれは神事なんだなあ・・・
という思いに捉えられたりします・・・。

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軽妙なお囃子に、とびきりの笑顔・・・・

それが荘厳にも感じられたり・・・。

歳神を正月飾りで出迎え、、
それらを焼くことで、炎とともに見送る左義長。

笑顔で浮きながら見送るのが勝山流・・・
ということなのでしょうか・・・。

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今年はインフルエンザの流行で、
参加できなかった子供もいたと仄聞しました。

でも、骨折くらいでは浮きは止められなかったようですね(笑)

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そら浮け! もっと浮け!
 

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午後8時半。

神明神社で採火された御神火は、
各地区の松明に移され、
九頭竜川の畔、弁天緑地まで行列して運ばれます。

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午後9時まえ。
御神火行列が九頭竜川の畔、弁天緑地に到着。

午後9時、
狼煙を合図に、松明から
十三の御神体に一斉奉火されます。 

またたく間に、炎が夜空を焦がしてゆきます。

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御神体が焼け崩れ、炎が一段落すると、
十三の御神体を取り囲んでいた人垣が、
輪のなかへ入ることが許され、
残り火で餅焼きがはじまります。

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けっこう、カップルなんかもいます。

「ジェラシー」を意味する「やきもちを焼く」という言葉は、
左義長で仲良く餅を焼くカップルの横で、
モテない男たちがふくれっ面で
餅を焼いていたことが語源だという説があります。

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すみません。 ウソです(笑)

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 「どんど焼きは、ぜひ見た方がいい」

勝山の、特に年配の方で、
そうアドバイスくださる方が多いですね。

たしかに、九頭竜川の畔で十三の御神体が
夜空を焦がしてゆくさまは、神韻縹渺とした光景でした。
例年なら、どんど焼きの頃には、
雪が降り積もるとのことですから、
さらに幻想的な光景が広がるのでしょうね。

浮き太鼓に絵行燈、作り物、
町中に張り巡らされた、風にたなびくカラフルな短冊、
そして、どんど焼き・・・

祭りの構成がとても重層的です。

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どんど焼きが終わる頃には、
最高潮を迎えていた櫓の浮き太鼓もお開きとなり、
2日間にわたって繰り広げられた
勝山左義長絵巻が幕をおろします・・・。


(最終回につづく)
by dendoroubik | 2014-03-10 12:27 | ◇勝山左義長まつり | Trackback | Comments(2)
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Commented by goodroads at 2014-03-11 20:35
私の知っている勝山の町が、こんな風になるのかぁ・・写真で驚かされます(実は去年もそう思いましたが)

なるほど・・・そもそも風習や文化はその土地の人が造り、紡いで継承されていくもの。
土地の人の熱気が如実に現される「祭り」は、文化そのものですね !

スマートボール、懐かしい・・・^^
Commented by dendoroubik at 2014-03-11 20:58
☆Tomさん

祭りって その土地の いちばんいいところとか
いちばんよかった時代の面影が 
集中的に顕れてくるものではないかな
・・・と思います

よくない方向に捻じ曲がりそうになったとき
軌道修正してくれるのも祭り・・・
だから その土地の人々が紡ぎ継承してきた
文化そのもの・・・私も同じ考えです!

去年もTomさんとは勝山ではニアミスでしたね^-^
でも この祭り 絶対に行かれた方がいいですよ!