敦賀 総参祭

c0196076_2026238.jpg

毎年7月22日、敦賀湾は禁漁日。

気比神宮の祭神、仲哀天皇が敦賀湾を舟で渡り、
神功皇后を祀る、敦賀半島の常宮神社まで海を渡って逢いに行くという、
「総参祭」(そうのまいりのまつり)がおこなわれます。

敦賀湾の漁労者は、気比大神の御用漁師といわれます。
供奉船も随い、舟に分乗して、御座船の曵行を奉仕します。

曵行を一度奉仕すれば3年の豊漁に恵まれるといわれるそうです・・・。




c0196076_21361927.jpg

午前10時、気比神宮本殿で祭典がおこなわれ、
仲哀天皇の御霊を遷された舟神輿が、敦賀港へ向けて渡御してゆきます。

c0196076_2147815.jpg

七夕の織姫と彦星の伝説のように、
気比神宮の男神と常宮神社の女神が年一回、
海を越えて合う・・・というロマンティックな伝統行事

・・・と、観光案内なんかには書かれています。

c0196076_21534879.jpg

気比神宮の祭神七柱のなかには、神功皇后の名も見られます。

なにゆえに、舟で常宮神社まで渡っていなねばならぬのか仔細はわかりませんが・・・

c0196076_2215562.jpg

神宮側では、仲哀天皇2年、神功皇后が天皇の命により
敦賀から穴門国へ向かった故事に因む神事といわれるのに対し、
地元では気比大神が1年に1度、
眷属氏子を率いて常宮神社の祭神、天八百万比咩(あめのやおよろずひめ)を
妻訪いするものいわれるそうです。

後者の説だと、なんとなくしっくりきます。

c0196076_22182335.jpg

40分ほどかけて、常宮神社まえの漁港に到着。

c0196076_2319347.jpg

c0196076_2312586.jpg

c0196076_23213198.jpg

気比神宮側は、見物人もさほどいませんでしたが、
常宮神社側は、地元の方々の出迎えや、カメラマンも多い。

c0196076_2343616.jpg

常宮神社の祭神は、天八百萬比咩命、神功皇后、仲哀天皇の三座。

気比神宮の記録によると、主神は神功皇后で、
天八百萬比咩命はその別名としています。

が、近世以降、三座説が唱えられ、現在に至っているそうです。

c0196076_2257556.jpg

常宮神社の社名の由来は
「つねに宮居し、波風静かなる哉楽しや」
という神功皇后の信託によると伝えられています。

古くから、気比神宮を「上社」と称すのに対して、
「奥宮」「下社」と称されたといいます。

c0196076_22452111.jpg

年に一度、海を越えて出会う・・・これは何を意味しているのでしょうか・・・?

c0196076_2239932.jpg

「総参祭」には、不思議と雨が降らない。

・・・そんな風に言われているそうです。

この日の福井県嶺南の天気予報は曇のち雨。
朝から、今にも振り出しそうな、どんよりとした天気。
祭典のあいだだけでももってくれないかな・・・と思っていると、
常宮神社で祭典がはじまると同時に、なんと晴れてきました。
トラックバックURL : http://gejideji.exblog.jp/tb/20535021
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by dendoroubik | 2013-07-23 01:46 | ◆越前の祭 | Trackback | Comments(0)