山王祭 2013 その3 献茶式

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1ケ月半にわたっておこなわれる
山王祭の神事、行事のなかで、
地味ながらとても不思議な儀式がこの献茶式。

文字通り、茶を献じる神事ですが、
茶をお供えするのは、奉安された四基の神輿・・・。




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京阪石坂(いっさか)線の坂本駅前、
朱色の鳥居(?)と柵に囲われた小さな茶園があります。 
注意しなければ見逃してしまうようなささやかなものですが、
これが日本最古の茶園といわれる「日吉茶園」です。

比叡山をひらいた伝教大師、最澄は、延暦24(805)年、
唐より茶の種子を持ち帰り、この地に植えたといわれます。

(坂本は最澄の生誕の地。)
これが日本に於ける茶の起源であり、
日本最古の茶園・・・といわれるゆえんです。

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京都栂尾の高山寺も、日本最古の茶園>・・・を標榜しています。
栄西が宋から持ち帰った茶の実を明恵に伝え、
山内で植え育てたことからそういわれます。
こちらも、毎年11月8日、明恵上人に新茶を献上する
「献茶祭」がおこなわれるそうです。

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午前11時、その朝、東本宮から大政所に 
「神輿入れ」された4基の神輿
(三宮・牛尾宮・東本宮・樹下宮)に、
日吉茶園で摘まれた茶が献上されていきます。

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前夜、「牛の神事」で結婚した神々が、この夜の「宵宮落とし」で御子神を出産・・・。

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安産の祈りをこめてお茶を供えるものといわれます。 

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弘仁6(815)年4月、
嵯峨天皇の行幸の折、日吉大神に煎茶を献上。

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山王祭の献茶祭は、それ以来のものだといわれます。

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わずか30分ほどの、厳かな儀式です。

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滋賀県には、土山や信楽といった茶所があります。

三重、京都(宇治田原)といった、
これも茶所として知られる地域に隣接する、
山間部には茶畑が蜿蜒とつづいています。

「茶の発祥地」といわれる日吉大社のある湖西には、
なぜか茶畑はほとんど見ることができません。
(土地が狭いからでしょうか・・・)
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Commented by うずら at 2013-04-26 20:49 x
実は、季刊紙の冬号は、「近江のお茶特集」でした~
日吉茶園は調べたので知ってたけど、
山王祭に、こういうのがあるのを知らなかったです!
知らないこといっぱいですね。
Commented by dendoroubik at 2013-04-26 23:01
☆うずらさん

「いったいこれは果たして同じひとつの祭りなのか・・・?」
と思ってしまうくらい多彩ですね 山王祭
断片的にしか見られてないのですが
何か1000年単位の歴史を見るようでゾクゾクします

西本宮では5月に表千家 11月に裏千家の
献茶祭もあるそうですね~
by dendoroubik | 2013-04-17 01:00 | ◇山王祭 | Trackback | Comments(2)