長浜曳山まつり 2013 その3 神前狂言①

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長浜には13基の曳山があり、
そのうちの12基で子ども歌舞伎がおこなわれます。

毎年4基ずつ交代で巡行。

4月15日の朝、役者朝渡り、
長刀山による太刀渡り、翁招きのあと、
長浜八幡宮の春の例祭に歌舞伎が奉納されます。




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くじ取りで決められた一番山は、三番叟を舞います。

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今年の一番山は孔雀山(神戸町組)。

外題は『義経千本桜 道行初音の旅』

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吉野山に隠れている義経主従の跡を追う、
愛妾、静御前とお供の佐藤忠信の
掛け合いを妖艶に描きます。

筋立てもシンプルで、セリフも少なく、
あくまでも見せる=魅せる芝居になっています。
ボーッと眺めているだけで楽しく、
途中から、もう「子供が演じている」
・・・という意識もなくなってしまいます。

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鎌倉方の逸見の藤太が花四天を従えて、
静御前を召し捕りに現れます。

臆病な藤太のコミカルな言動、
主従が入れ替わりそうになるくだりでは爆笑がおこります。

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ふたりの追っ手を忠信は、難なく翻弄。

実はこの忠信、キツネが化けたニセ忠信。

白河法皇が義経に与え、
義経が静御前に託した「初音の鼓」は、
むかし夫婦の古キツネを捕らえて、
皮を剥ぎつくられたもの。

ニセ忠信は、そのひとり息子の仔ギツネ。
静御前の打つ「初音の鼓」の音が、
恋しい父母の声とも聞こえ、
忠信に化けて、お供をしているのでした。 

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蝶々とじゃれあううちに、勇猛な忠信が、
無邪気な仔ギツネに早変わりします。

その姿がいじらしい・・・。

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昨年の「米原曳山まつり」では、
このあとのストーリーを演っていました。 
(『義経千本桜 河連法眼館の場』) 

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奉納を終えた曳山は、
次の上演場所へ向けて曳行されていきます。

かわって次の曳山が奉納場所に据えられます。

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『壷坂霊験記』萬歳楼(瀬田町組)

座頭の沢市と、
幼い頃に両親を亡くし沢市の両親に育てられたお里。

ふたりが夫婦になって三年。
貧しいながらも仲睦まじく暮らしていました。

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沢市と・・・

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お里に横恋慕する遊び人の雁九郎は一人二役。

ほとんど沢市、お里、雁九郎が出ずっぱりの芝居なので、
めまぐるしい早変り。 見所のひとつです。

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出番は数分間ですが、番頭の善六も大いに笑わせてくれます

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町娘・お花と・・・

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観音菩薩も一人二役です。

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美人と評判のお里が夜中にこっそり出かけるのを、
てっきり浮気をしていると思いこんだ沢市でしたが、
実は夫の目が治るように、
と壷坂寺へお百度参りに行っているのを知って仲直り。

しかし、そんな女房を不憫に思い、いっ死んだ方が、
妻には幸せなのでは・・・
と沢市は、谷底に身を投げてしまいます。

それを知ったお里も、
後を追って身を投げ、ふたりは谷底で息絶えます。

そこに現れたのが観世菩薩音。
ふたりの心がけに免じて、ふたたびの命を与え、
沢市の目も見えるように・・・。

ふたりは手に手をとりあって喜び、
観世音に感謝するのでした・・・。

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 「そんなアホな・・・」

・・・と、思わずチャチャを入れたくなるような
超ご都合主義のストーリーに、
最後まで引き込まれてしまうのは、
やはり子供役者の演技のすばらしさ、ですね。

どの役者も、ホントにすばらしかったですが、
お里さんのの色香には参ってしまいました(笑)

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艶やかな春の色香 に酔いしれて・・・

今年の長浜曳山まつりのポスターの惹句です。

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舞台が終わっても、
もう仕草が完全にお里さんです(笑)
(小学生の男の子が日常でこんな仕草はしませんね・・・)

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お里さんを乗せた(笑)曳山が、
つぎの上演場所へ曳行されていきます・・・

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Commented by senbei551 at 2013-04-23 18:32
ぃよっ!お里さん!日本一!!!

今回も素敵な写真たくさん観せていただき、ありがとうございました~!それにしても役者さんたちを情感豊かに美しく切り取られるものですね。

よいものを観せていただきました~(^o^
Commented by dendoroubik at 2013-04-23 19:04
☆せんべぇさん

ご覧いただきまして ありがとうございます
m(__)m
すでにせんべぇさんもトラさんも すばらしいのをあげておられるので
なにを今更…という気持ちと
休日に祭り3連投で疲れ果てているのとで
ボツボツのアップになりますが
よろしければ またお付き合いくださいませ(^-^

お里さんの写真は もっと貼付けてたんですが
あんまり多いので泣く泣く大幅割愛しました
(それでも まだ多いですね^-^;)
Commented by tora003 at 2013-04-23 20:02 x
やはり本日に行きたいですね。
4月のこの時期は休暇も取れず、何とも歯がゆい思いでございます。
古川祭と長浜曳山まつりの記事でGW前半まで楽しませていただきます。
やはり、脚立持参ですか?
Commented by dendoroubik at 2013-04-23 21:28
☆トラさん

脚立持参ですが 近くでは立てられず
遠くでは意味がなく あまり出番はありませんでした^-^
あんまりにもジャマだったので境内の隅に置いていたのですが
取りに行こうとすると いろんな人がイス替わりに腰掛けてましたので
ちょっとは役に立ったかもしれません^-^

10月の米原曳山へ行かれたことはおありでしょうか?
狂言の内容はとてもレベルが高いのに
長浜の曳山にくらべて 気の毒なほど観客が少ないのです
舞台と観客の距離がとても近い いい祭りですので
こちらも ぜひお越し下さいませw
Commented by cotti6102 at 2013-04-24 11:22
こんにちは

先日はご訪問ありがとうございます。
長浜は、前々から行ってみたいと思う地です~
その土地その土地のお祭り巡りも憧れてしまいます

後先になってしまいましたが
リンク貼らせていただいております
今後とも、宜しくお願いいたします
Commented by dendoroubik at 2013-04-24 19:34
☆cottiさん

こちらこそ 訪問いただきまして恐縮至極ですm(__)mありがとうございます
古川は昨年につづいて2度目なんですが
人・町・酒 もちろん祭り しみじみいいですね!
来年の祭りはお伺いできそうにありませんが(>_<)
これから何度も訪ねたいと思います

今後とも よろしくお願いいたします!
by dendoroubik | 2013-04-15 23:00 | ◇長浜曳山まつり | Trackback | Comments(6)