山王祭 2013 その2 駕輿丁

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4月13日、華やかな午後の「花渡り式」も終わり、
陽が比叡山へ落ちて暮れなずむ頃・・・。

その夜の「宵宮(よみや)落とし」の4基の神輿を担ぐ
駕輿丁(かよちょう)たちが、大松明を従えて町を練りはじめます。




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こういった観光客の誰もいない儀式に、
僕は、むしろ山王祭のスケールの大きさを感じます。

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「スケール」・・・という言葉を、祭りの費用、経済効果、観光客の多さ・・・
という意味にとるなら
「日本三大××」・・・みたいな分類になってしまいます。

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そういった尺度ではなく・・・
山王祭のスケールは「歴史」「ロケーション」
そして「階層」・・・の広がりをもっています。

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祭りの中核をなすのは、おそらく2000年まえの神の遷座(東本宮)の再現・・・

ということになるのでしょう。

これに1300年まえの神の遷座(西本宮)
のストーリーが絡まります。

古代の物語が、
いま起きているように目のまえで繰り広げられることが、
「牛の神事」「宵宮落とし」の熱狂の理由でしょうか。

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大比叡の内懐、牛尾山(八王子山)から坂本の町、
そしてびわ湖へと展開される、
という空間的な拡がりもスゴい。

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登場人物の多彩さも、山王祭という「物語」の特異なところです。

神仏習合の名残を色濃く留める山王祭・・・

日吉大社の年間最大の神事、14日の西本宮例祭では、
比叡山延暦寺の天台座主まで登場します。

神事とはべつに、町衆だけでおこなわれる行事もあり、
それらが多様に積み重ねられながら、
クライマックスへ向けて「物語」は加速してゆきます・・・
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山王祭という、時間的、空間的拡がりをもつ、大きな「物語」のまえでは、
人間の日々の営みなんて、ちっぽけなもの・・・

でも、それだからこそ愛しく感じられる・・・
山王祭は、そんな祭りだと思います。

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祭りの行列や踊りを見ていて
「美しい!」・・・と感じるとき、
何かと比較してそう感じているわけではないはずです。

それは絶対的に美しいからそう感じるのだ・・・と思います。

ですから、祭りをランク付けすることは
「観光的」な意味以上の意味はなく、
また「地元の身贔屓」・・・ととられるのがオチでしょうから、
あまり大きな声では主張しませんが・・・

上に書いた理由から、
山王祭は、日本一の祭り・・・ではないかと思います。

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(日本一・・・が、いくらあったって、差し支えない・・・と思います^-^)

駕輿丁たちが、「読み上げ式」のおこなわれる生源寺に、
つぎつぎに集まってきます・・・。
by dendoroubik | 2013-04-18 12:00 | ◇山王祭 | Trackback | Comments(2)
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Commented by midorinohimawar at 2013-04-22 09:07 x
ホント !!日本一はいくらあってもいいと思います。
Commented by dendoroubik at 2013-04-22 16:23
☆midorinohimawariさん

…でしょう!

世界がひとつしかないとしたら…
やっぱり 息苦しいです(^-^;