近江八幡左義長まつり 2013 その3

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「左義長まつり」の見所
・・・といいますが魅力を3つ挙げるとするなら、

食材でつくられた「ダシ」の工芸的な美しさ、
「ケンカ」の勇壮さ、 
そして、クライマックスの「奉火」の壮麗さ

・・・ということになるでしょうか。 

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近江八幡の日牟禮八幡宮では、
毎年3月の半ばに、この「左義長まつり」
翌月4月14、15日には「八幡まつり」がおこなわれます。

ひとつの神社で、これだけ大きな火祭りが
2ケ月にわたっておこなわれるというのは、
全国的にも珍しいのではないでしょうか。

まず、午後8時、馬場で5基の一斉奉火からはじまります。





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午後5時に、いったん日牟禮八幡宮まえの
祭り広場(馬場)から、各町へ戻った山車は、
八幡堀の雪洞に灯がともるころ、
ふただび奉納順に戻ってきます。

みくじ祭で決められた一番から五番までは一斉奉火、
そのあとは1基ずつ奉火されます。

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一番の新町が鳥居と白雲館のあいだの道路に練りこんできます。

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昨日からの渡御、自由げい歩、ケンカ・・・
それに多量の酒も入っているからでしょう、
みなさん、もう最後の気力を振り絞って山車を担いでいます。

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マッセ! マッセ!



・・・の掛け声で、山車を回転させていきます。

このときの山車の動きがとても情動的です。
担ぎ手も観衆も異様な昂奮につつまれます。 

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無軌道に見えますが、正確に時間が決められていて、
山車は鳥居をくぐり、白雲橋をわたって宮入り・・・
つぎの山車が練りこんできます。

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四番の参和会。

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五番の宮内町が待機しています。

練りこ込む際の気合いがすごいです。

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第一区も盛りあがっています。

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日牟禮八幡宮の楼門。

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一番から五番までの山車が番場に据えられていきます。  

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八幡宮からご神火がヨシ松明で運ばれ、5基にいっせいに遷されます。
一斉に火の手があがり、たちまちあたりは火の海に・・・。

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左義長が勢いよく燃えあがると、若衆の高揚はピークに達します。

感情が高ぶって泣き出す男の子、

 
「また来年あるやんか・・・」

とそれを慰める女の子、

抱き合って躍りあがる男女、

力尽きて、その場に倒れこむ男の子、

 
「もうちょい、がんばってくれや!」
 抱き起す同胞、

笑いさんざめく女の子たち・・・。

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近づくと眉毛が燃えそうなほどの熱風・・・。

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マッセ! マッセ!


・・・と叫びながら、燃えあがる左義長のまわりを
グルグル走り回りはじめます。

何ものかから開放されたかのような奔放さ・・・。

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ちょっと喩えようのない幻想的な光景です。

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手間暇かけた(・・・そして、少なからぬ金銭をかけた)ダシが、
一瞬のうちに灰燼に帰してゆきます・・・。

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こちらのダシには火薬が仕掛けられていて、
ところどころから紅い炎が噴出してきます。

緑色(・・・に見えました)の炎があがります。

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5基の一斉奉火がおわると、
1基ずつ宮入りして、順次、奉火となります

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「十二月」(「火のぼり」)と呼ばれる紅い御幣に、
ヨシ松明から神火が遷されます。

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燃え盛る十二月。
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つぎつぎに奉火されていきます。

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奉火を終えた各町、地区は
日牟禮八幡宮本殿に詣で、舞殿でお払いを受けます。

最後は万歳三唱。

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すべての奉火が終了するのは午後10時過ぎ。

狂乱の2日間が幕を閉じます・・・。
by dendoroubik | 2013-03-21 19:00 | ◇近江八幡左義長まつり | Trackback | Comments(7)
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Commented by biwahama at 2013-03-21 21:26
燃え盛る山車の炎 マッセマッセと回る若衆たち見入ってしまいました。
スルメのいい匂いしませんでしたか?
今年の干支ヘビを造る工程から各町で必死に作り上げた山車を
たった1日で燃やしてしまうのですから。。。
燃やす順番も1番~5番までは早すぎて辛いでししょうし
反対に1番最後の町の役員や男衆は お客さんも少なくなるし^^; 
もうかれこれ10年以上燃やすところを見ていないので
denさんのブログで見た気分にさせていただきました^^
Commented by dendoroubik at 2013-03-21 23:02
☆biwahamaさん

近江八幡の左義長まつり
とてもいい祭りですね!
豪華な曳山や装飾品がない代わりに
その都度つくられるすばらしいダシとそれを一晩で蕩尽してしまう剛毅さ
これが近江八幡左義長の心意気ですね!

大鳥居まえに練りこんでくるところから五基の一斉奉火
このシーンがいちばん好きです
まだ2度目なんですが シビれてしまいます
おかげで制服警官に10回くらい注意されてしまいました^-^;
そのあとの順次奉火も ぜんぜんテンションが下がりません

最後までご覧いただきまして ありがとうございます^-^
Commented by midorinohimawar at 2013-03-22 09:43 x
近江八幡の差議長祭り昨年日牟禮神社へ行きましたがこのような差議長祭りが想像できませんでした写真を見てもワクワクしますありがとう!!
Commented by dendoroubik at 2013-03-22 17:21
☆midorinohimawariさん

来月の14日には 同じ日牟禮八幡宮で
「八幡まつり」という火祭りがまたありますよ
ヤシの木のような高い松明をいくつも燃やしたり
神社まで引き摺っていったり・・・
「火祭り」としては そちらの方が迫力があるかもしれません
左義長は400年ほどまえにはじまったといわれますが
その松明まつりは1000年以上つづくといわれる祭りです
Commented by せんべぇ at 2013-03-25 22:58 x
やばーーー!!!写真見て、文章読んでいると本当に熱気が伝わってきて気持ち高ぶりました。泣いちゃう人までいるとは本当にすごいですね。
dendoroubikさんのブログ見ていると、あちこち行きたくなってしまって大変です(笑
Commented by dendoroubik at 2013-03-25 23:50
☆せんべぇさん

気持ち高ぶってしまいますよね 特に火祭りw
自分の知る限り 滋賀でもっともエモーショナルな祭です
記事のなかではあえて触れませんでしたが
クライマックスが近づくにつれて ホントのケンカも頻発します
でも 内容を聞いていると・・・
「そんなことでは この地区は良うならへん!」
・・・みたいなことがほとんどで 微笑んでしまいます^-^

この夏 能登はどの祭りに行こうかと調べているうちに
あちこち行きたくなって いっそ能登に移住しようか
・・・と ちょっと本気になってしまいました^-^

サマージャンボ当たらへんかな・・・
Commented by midorinohimawar at 2013-03-31 12:43 x
やなな!カワイイのに引退またどこかで会えるかも楽しかった!!ありがとうまたよろしく