近江八幡左義長まつり 2013 その2

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2日目の午後2時。

十二ある各町、地区の左義長が
日牟禮八幡宮まえの「祭り広場」に集結。
「ケンカ」がはじまります・・・。




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ふたつの左義長が向かい合い、
取りつけられた担ぎ棒の先を組合せます。

相手の左義長を組み伏せた方が勝ち
・・・のようなのですが、
行司や審判がいるわけでもなく、
勝敗はお互いの暗黙の了解のもとに決まるようです。

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膠着状態がつづいて、
白黒つかないまま引き別れになることもあります。

明らかに「決まった」場合は、
勝った方は山車のうえで大騒ぎです。

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ただ、いったん組合せがはじまると、
もう何がどうなっているのかさっぱりわかりません(笑)

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勝ったからといって、
何があるというわけでもありません。

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それでも揃いの法被やユニフォームを着た若衆が、
理不尽な衝動に突き動かされるように
エネルギーを一方向へ結集させていく姿はとても美しい。

山車の担ぎ手は、
踊るわけでもなにの「踊り子」と呼ばれます。

「ケンカ」をする彼らの「躍る」ような姿を眺めていると、
やはり、「踊り子」という呼び名がふさわしいようにも思えます。

日牟禮八幡宮の馬場に、
色彩豊かな、躍動感溢れる情景を描き出してゆきます・・・。

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赤い十二月をはためかせながら、
つぎの対戦相手を求めて、祭り広場を蠢く十二基の山車。

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 ハァー
   弥生半ばの左義長祭
   山車がねり出す にぎやかに
     ソーレヤレヤレ
     チョウヤレ
     チョッサジヤ

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 ハァー
   天下奇祭の左義長おどり
   馬場は火の海 人の波
     ソーレヤレヤレ
     チョウヤレ
     チョッサジヤ

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 ハァー
   おどり出したる信長公の
   由緒残した この祭り
     ソーレヤレヤレ
     チョウヤレ
     チョッサジヤ

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白字に赤の唐獅子牡丹は宮内町の法被。粋です。

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カラフルな左義長飾りの下、
ダシに乗って指示を出す若衆。

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  「向こうは引いてるぞ! 押せ! 押せ!」
  
  「もっとケツさげろ!」

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本町のユニフォームは目も鮮やかな真紅。
「本町」の文字が白抜きされています。
「ばぉ~ん」と描かれたこの装束は、
そんな町のイメージカラー。
カッコいいやら可笑しいやら(笑)

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滋賀県には、さまざまな階層の多彩な祭りがあります。

相当に危険なものや、
「花ばい」など、荒々しい祭りもありますが、
思いつく限り、ケンカ祭りというのは、ここにしかありません。

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小正月に正月飾りや書初めなどを燃やす「左義長」。

県内でも「さぎっちょ」「どんど焼き」などと呼ばれて
頻繁におこなわれています。

それと別モノなのか、
あるいは同根のものかはわかりませんが、
近江八幡近辺では、春先から初夏にかけて
「松明まつり」が集中的におこなわれます。

近江八幡のこの左義長まつりは、
ふたつが合わさったような、不思議な行事です・・・。

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現在、「ケンカ」は日牟禮八幡宮まえの
祭り広場(馬場)に集結しておこなわれますが、
かつては街中で繰り広げられていたのだそうです。

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町練りの途中、ふたつの町の山車が、
出会いがしらに「ケンカ」をはじめる
・・・ってこともあったのだとか。

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交差点で、いきなり
こんなことやられたら、戸惑ってしまいますね(笑)

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新町の臙脂の法被もいなせ。

踊り子のほとんどがスニーカーを履いていますが、

この町は「左義長下駄」という
赤い鼻緒の下駄で揃えられています。

心意気を感じます。

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砂煙をあげて「ケンカ」がつづきます。

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死闘は午後5時までつづきます。
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いったん、各町へ戻り、
午後6時すぎ、祭りのクライマックス「奉火」のために、
ふたたび日牟禮八幡宮へ戻ってきます・・・。 

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Commented by せんべぇ at 2013-03-20 12:28 x
勇壮な左義長もいいですね~~!!観ていて音が聞こえてきて血がさわぎます(><)!自分もがんばって、観に行ったらよかったかなーと思っちゃいます(笑
Commented by dendoroubik at 2013-03-20 13:50
☆せんべぇさん

自分の好みで言うと「勝山左義長」に軍配ですが
見所の多さでは「近江八幡」・・・でしょうか
このあと左義長に火を放つ「奉火」がまた見モノです
大阪駅から新快速で1時間強・・・来年はぜひお越しくださいませ^-^

戦前のこの祭りの様子がyou tubeにアップされています⇒
http://www.youtube.com/watch?v=YRqGNi3lZnY
これを見ると 男衆は揃いの女モノの長襦袢・・・
左義長では長襦袢を着る・・・というのはお約束だったんでしょうか?
Commented by biwahama at 2013-03-20 15:42
迫力ある左義長祭りの結束の姿を拝見しました。
とてもカラフルですよね~ここの祭りは。
黄色の法被に赤紙の山車に青空とくるから 目には鮮やかな祭りと共に
担ぎ手の男衆の粋な法被と掛け声に圧倒されてしまいます。
女性の方では赤いセーラー服の連隊姿にも惹かれました。

両親は昔池田町に住んでいたので 長襦袢でお化粧をした
父の姿の写真が残っていますよ。
赤い下駄を履いて担ぐ姿 タイムマシンに乗ってみてみたいものです(笑)
Commented by dendoroubik at 2013-03-20 20:26
☆biwahamaさん

長襦袢に化粧に赤い下駄!
いいですねえ
そんな左義長も見てみたい
いまの左義長のスタイルは 若者の好みに合ってるんでしょうね
伝統を守ることも大切だとは思いますが
何より大切なのは 形よりも心意気を伝えることかな…と思います
左義長まつりがいいのも それが受け継がれているところかな…と
若者がすすんで参加する祭り…というのは いい祭りですね!

ところで 先日見た福井県勝山市の左義長まつりでは 長襦袢が祭りの正装!
いわれは別にあるみたいですが 左義長に長襦袢…というのは 全国標準だったんでしょうか(^-^;
by dendoroubik | 2013-03-20 12:00 | ◇近江八幡左義長まつり | Trackback | Comments(4)