近江八幡左義長まつり 2013 その1

c0196076_108151.jpg

この土日、日牟禮八幡宮を中心に、
近江八幡旧市街地で「左義長まつり」がおこなわれました。

豊臣秀次の八幡城が築城されたとき(1585年)、
廃城となった安土城下から移住してきた人々によって
はじめられた祭りといわれます。

日牟禮八幡宮には応神天皇のころよりはじまったとされる、
土着民による松明祭りがあり(「八幡まつり」
来月の14,15日におこなわれます)
一説によると、仲間に入れてもらえなかった新来者が、
時期をズラしておこなったのがこの左義長まつりなのだとか。

安土城下でおこなわれていた祭りらしく、
『信長公記』には、城の完成を喜んだ信長が、
みずから華美な衣装で左義長踊りに加わった、
と記されているのだとか・・・。

現在の左義長まつりも、信長好みのを基調として
女装、仮装など奇抜な恰好の若者が乱舞します。




c0196076_1359239.jpg

左義長の2日間だけ販売される「たねや」さんの竹羊羹。 

やっぱり

手前のピンクの飴は「あたまはり」という名で、
かつて左義長の屋台で売られていたのを、
去年から復活したものだそうです。

これもやはり

近江八幡ではコンニャクも・・・というくらいが好まれています。

c0196076_12464491.jpg

八幡堀に映る八幡山・・・。

この山のうえに秀次の八幡城がありました。

物語やなんかであんまりいい役柄を貰えない秀次ですが、
彼の開削したこの堀は、
のちに八幡の人々に多くの富をもたらします。


時は下って戦後・・・。


歴史的な役目を終えた八幡堀には
ゴミの不法投棄が相次ぎ、
埋め立てて駐車場と公園にする決定がなされましたが、
市民の自発的な清掃活動が、
やがて行政の決定を覆して、
保存、改修・・・今日に至っています。

国の重要伝統的建造物群保存地区(第一号)の
構成要素であり、いまや観光資源。

なにより近江八幡市民の誇りです。

いやー。埋め立てなくて、
ほんとうによかったですね(笑)

c0196076_1404339.jpg

左義長が宮入りする、
こんなシーンも見られなくなるところでした!

c0196076_14141275.jpg

民家の軒先には、七夕飾りのように十二月(赤紙)が据えられています。

c0196076_13262122.jpg

c0196076_12363223.jpg

近江八幡の左義長まつりで特徴的なのは、山車。

藁を1束ごとに揃えた約3mの三角錐の胴体が「左義長」。

そのうえに数メートルの青竹に
赤紙を中心としていろいろな飾りがつけられます。

てっぺんには炎を思わわせる真っ赤な御幣。

これが十二月(火のぼり)。
 
中心の丸い部分が「ダシ」と呼ばれ、
その年の干支にちなんだ
「つくりもの」が据えられます。
(丸い台座部分を「台」、
干支のつくりものを「虫」と呼ぶそうです。)

この「ダシ」が見モノで、
年末あたりから手間暇かけて制作される工芸品。

しかも、すべてが食材でつくられているというから驚きです。

c0196076_12294011.jpg

たとば、この「第一区」のダシは・・・

カボチャの種、アマランサス、海苔、
紅イモ、コーン、唐辛子、あられ・・・。

c0196076_1230620.jpg

「池田町」のダシは・・・

かんぴょう、青さ、海苔、青のり、錦糸卵、
えいのひれ、ゼラチン、唐辛子、黒米、パスタ、
ターネリック、しそ、粉鰹、クコの実、鮭とば、
寒天、もち米、タピオカ、桜エビ・・・。

c0196076_1155419.jpg

何を使っているかなんて、言われてもわからないですね(笑)。

c0196076_12131430.jpg

そんな食材をつかえば、
おおよそどんな質感が出せるか
・・・地区ごとにノウハウがあるのでしょうね。

c0196076_1229745.jpg

c0196076_12303039.jpg

c0196076_12304966.jpg

しかし・・・干支のなかでいちばん地味なのが今年のヘビですね。

トラや、昨年の龍なんかとくらべて、
ちょっと製作費は安くあがったかも?

c0196076_14323227.jpg

c0196076_12393251.jpg

10時頃から、各地区で
「自由げい歩」・・・町練りがはじまります。

c0196076_1037680.jpg

c0196076_10324667.jpg

c0196076_104574.jpg

c0196076_10512474.jpg

c0196076_10474152.jpg

c0196076_10412541.jpg

c0196076_13213136.jpg

c0196076_10252437.jpg

掛け声は・・・


チョーヤレ、チョーヤレ!


回転するときは・・・


マッセ、マッセ!


c0196076_1023335.jpg

c0196076_10563669.jpg

左義長の担い手は「踊子」と呼ばれます。

揃いの半纏がユニフォム・・・ですが、
女物の長襦袢を着たり、化粧をしたり、女装・仮装も多いです。

最近の子がふざけてやっているのではなく、
昔はそちらがふつうだったんだとか・・・。

c0196076_10191234.jpg

これは、信長が正体を隠すために変装したのを、
のちの人が、変装しておこなうもの・・・
と勘違いしたのではないか、ともいわれるそうです。

(ホントかなあ・・・^-^)

c0196076_1065760.jpg

c0196076_101298.jpg

c0196076_1022571.jpg

c0196076_11145973.jpg

c0196076_204513.jpg

c0196076_11425882.jpg

c0196076_13494397.jpg

c0196076_11465286.jpg



ぱぉ~ん・・・?


c0196076_11195290.jpg

c0196076_11311266.jpg

午後からつぎつぎに宮入。

いよいよ「ケンカ」がはじまります。
トラックバックURL : http://gejideji.exblog.jp/tb/19688542
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by biwahama at 2013-03-18 21:53
早い!もうアップされましたか。。本当は待ってましたけど^^
赤から始まる近江八幡の左義長。。。構成も素敵ですね。
denさんの写真見て 撮り損ねているものがいっぱいありました。
竹ようかん 今年は買いませんでした。300円にもなっていたし^^;
でも記念に撮っておけば良かったなぁ。
それから「あたまはり」っていう飴初めて見ました。
こんな飴が販売されていたのですね。
各家の飾り 赤紙を撮ろうと思って忘れています^^;
まだありました。。。ぱお~んのおじさん 見かけたのに!
撮り損ねたよぉ~。それにしても今年は化粧した男性を
あまり見かけませんでした。段々と少なくなってきていますね。
昼ご飯を実家で食べて 父を寝かせてから 
2時頃母と一緒に鑑賞してましたよ。 
1時間ほど見られたかな~山車を少ししか見られなかったので
後半も楽しみにしていますね^^
私のはまだカメラの中です。。。
Commented by dendoroubik at 2013-03-18 23:09
☆biwahamaさん

去年行けなくて悔しかったのと
快晴で気持ちよかったこともあって
朝から晩までいました^-^
一週間以内に「ケンカ篇」と「奉火篇」をアップするつもりです
(調子に乗って撮りすぎたので編集が・・・)

「あたまはり」のことは 1週間ほどまえに新聞か何かで読みました
聞いたことなかったので八幡のご出身のbiwahamaさんに
ぜひともお伺いしたいと思ってたのですが
ご存じありませんでしたか・・・
「昔は左義長のとき 露店がたくさん出ていたが
最近になって製飴所がなくなり たねやが2年まえに再開発」
…みたいな記事でした
「昔」というのは ずっと昔の話だったんですね

「ぱぉ~ん」の人は あんな恰好ですが
山車のうえでは とてもカッコいいんですね
だから けっこうたくさん写真撮りましたw
薄化粧の男の子はいっぱいいましたが
ああいう奇抜なメイクの人はあまりいないんですね
カッコいい子は多くていいなと思う反面
ヘンなのが少なくて ちょっと淋しい^‐^
Commented by tora003 at 2013-03-19 22:49 x
名古屋の中日新聞の一面記事にも大きく写真付きで紹介されてました。
湖国に春の訪れを告げる伝統行事ですね。
八幡堀に架かる白雲橋を渡る山車の写真が素晴らしい。
鬼平犯科帳にも度々登場する時代劇には欠かすことのできない掘割と祭りの非日常風景がたまりません。
伝統の祭りにはやはり古い町並みが似合いますね。
この日、私は浜松で若い美女達にうつつを抜かしておりました。
Commented by dendoroubik at 2013-03-20 09:02
☆トラさん

浜松で若い女性にうつつを!…それは聞き捨てなりませんね~(^O^)

滋賀県の祭りでは 主に北では中日新聞 南では京都新聞の記者に会うことが多いですが
地方版じゃなくて 本拠地でも左義長が取りあげられるんですねえ

何のドラマかわかりませんが八幡掘でロケ現場を2、3度見かけたこともありました
水戸黄門の最後のシリーズもここ…
時代劇では頻繁に登場しても現代劇ではめったに出てこない滋賀県です
(ノ><)ノ

「左義長が終わったらノーマルタイヤにはきかえる」
そんな「春を呼ぶ」祭りですが(^-^
今年は汗ばむ春祭りのようでした
by dendoroubik | 2013-03-18 20:17 | ◇近江八幡左義長まつり | Trackback | Comments(4)