2012年 11月 06日
黄金色の鐘馗さん
小沢正樹さんの快著『鐘馗さんを探せ!! 京都の屋根のちいさな守り神』
にも紹介されている黄金色に輝く鐘馗さん。
この本に紹介されているものとはちがいますが
黄金の鐘馗さん、はじめて見ました。(御池通り、市役所よりやや西)
事大主義、おためごかし、成金趣味、バロックなもの・・・に対する美意識の抵抗。
それが尊大なポーズといでたちでありながら、どことなくユーモラスで
ミニチュアールな鐘馗さんとしてあらわされているのでは、と・・・。
こともあろうに、その鐘馗さんがまるで仏像のように黄金色に輝いている!
自らのイメージを裏切るような(そうでもない・・・?)痛快な鐘馗さんでした(笑)
屋根の上の鐘馗さん、西陣あたりでよく見かけました。場所は覚えていませんが、やたせと大黒様が屋根に乗っているエリアもありました。
屋根に乗っているのには、「守り神」的な意味がちゃんとあるのでしょうが・・・ナゼか愛らしく見えてしまいますね!!
ん~私もシーサーあたりを自宅の屋根に・・・はウソですが(雪で破損は確実~笑) 凸!
鐘馗さんについて 長年 疑問に思っていて いまだにその謎が解けないことがあるのです
京都発祥の鐘馗さんのミニチュアは 東海道 中山道を通って
東海地方にまで広く分布しているそうです
ところが 北陸にはまったくといっていいほど見当たりませんね
高岡や金沢にはありそうなものなのに・・・
京都から東海 北陸の分岐に当たる滋賀でも
びわ湖の東側では頻繁に見かけるのに
北陸へつづく西側(北国海道)では 僕の住んでいるあたりから先
プツリと途切れてしまいます
このことは 金沢で見かけた鐘馗さんについて書いたとき
鐘馗博士・小沢さんからコメントをいただいて同意いただきましたので まちがいないと思います
ただ それがなぜなのかがわからないのです
Tomさんがおっしゃるように 案外「雪」が原因だったりするのかもしれないですね!
凸ありがとうございます^-^