人気ブログランキング | 話題のタグを見る

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_14213243.jpg
2日目の朝。

「そわそわして眠れないのではないか・・・」

という心配も杞憂・・・5時まで爆睡の6人でした^-^

朝食を済ませ(うまかった!)
つくってもらった弁当をリュックに詰めて出発します。



とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_23174018.jpg

本日も晴天です。

谷間なので、太陽が顔を出すのが遅い・・・

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_001782.jpg
       
さらば、雷鳥沢!

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_07634.jpg

この4人は大日縦走コース、
僕とMさんは弥陀ヶ原周遊コースへ。ここで別れます。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_23435922.jpg

さわやかな朝です。

昨日の疲れもなく、どんどん歩けそうな気がします。

(・・・が、気がしただけで、すぐにヘバってきました^-^;)

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_8174663.jpg

りんどう池。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_12265725.jpg

火山ガスの噴気活動が活発化し、
現在、地獄谷へは立ち入り禁止。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_11563925.jpg

血の池。酸化鉄によって赤みがかった小さな池。
「立山地獄」のひとつで、地の池地獄とも・・・

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_12552599.jpg

みくりが池。

『日本百名山』にも、越前の修行僧が

 「たいしたことない池だ」

と懐刀を加えてこの池を三周したところで
神の怒りに触れ、溺れ死んだことが
「三繰=みくりが池」の名の由来、
とあったと思います。

が、「神の厨房」・・・というのが
、ほんとうの名前の由来でしょう。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_1333121.jpg

室堂へ到着。立山を見納めます。

 "Auf Wiedersehen!"

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_13503097.jpg

弥陀ヶ原周遊コースは、
木道の敷かれた快適なトレッキングコース。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_14258100.jpg

30分ほどで天狗平。剱岳が見えます。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_14345689.jpg

どこから見ても偉大な姿です。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_15453127.jpg

トレッキング中に出会った植物
・・・ですが、ほとんど名前がわかりません(笑)

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_23544758.jpg

イワイチョウ?

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_14445145.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_14405042.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_2353992.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_23591074.jpg

ニッコウキスゲ。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_14522041.jpg

ダケカンバ。紅葉すると、えもいわれぬ美しさ。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_19204640.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_1450143.jpg

立山を代表する、白く可憐なチングルマの花。

草のように見えて実は木で、
紅葉したときもきれいです。

弥陀ヶ原、天狗平、室堂と、標高差で花季がズレて、
このあたりではもう終わりかけのものが多かったです。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_16591082.jpg

ピンクに変色しはじめているのは、
もう終わりのサインでしょうか・・・

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_17594795.jpg

チングルマの名前は花が終わったあとの
穂が稚児がもつ風車に似ていることからきているそうです。

稚児車がチングルマに転訛したのだとか。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_17241444.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_22521987.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_17273749.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_17521158.jpg

風にそよくワタスゲ。

これは実で、雪解けとともに黄色い小さい花を咲かすのだとか・・・

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_18284073.jpg

このふわふわした感じ・・・心が和みます。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_1732545.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_194188.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_2356515.jpg

弥陀ヶ原には地塘と呼ばれる池沼が
3000以上もあるそうです。青空を映してきれいです。

(以前、ここへ来たときの写真を見返すと、
まったくおなじシーンを同じアングルで撮っていました^-^;)

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_18242581.jpg

地塘に生えたミヤマホタルイ。
葉をもたず茎だけで光合成する変わり者。

地塘が「餓鬼の田」とも呼ばれるのは、
地獄に堕ちた餓鬼たちが、
飢えをしのごうと地塘に苗を植えた
こんな光景からきているそうです。

いくら植えてもいっこうに稲が実らない・・・

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_17424389.jpg

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_145027100.jpg

山のうえでは植物だけでなく、
いろんな人間にも出会いました。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_164697.jpg

大走りから富士ノ折立へ向かって、
唸り声を発して小石を蹴散らしながら
駈けあがっていった上半身裸の毛むくじゃらの男(野人?)

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_19143113.jpg

大汝の休憩所では、
前日、前々日とあんまり天気がよかったもので、
2日つづけて剱に登ったという青年に会いました。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_17485714.jpg

天狗平で出会った青年は、
称名滝に車を置いて大日を縦走、
剱に登ってから立山縦走、3日目のその日、
弥陀ヶ原を下って八郎坂から称名滝に戻る途中。
3日間とも快晴に恵まれ

  「いやー、ほんとに気持ちよかったですよ!」

というその笑顔はほんとうに晴れ晴れとしていました。

  「名残り惜しくて、のんびり歩いているんです」

というその足取りは、われわれの3倍くらい軽かった^-^

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_9265975.jpg

このコースの唯一の難所、
獅子ヶ鼻から一の谷を越え。

獅子ケ鼻岩から谷を見おろすと・・・おお! 目がくらみます^-

^
とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_9323391.jpg

この場所は、立山修験の一大行場であったそうな。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_931427.jpg

洞窟のなかには・・・弘法大師?

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_920419.jpg

かつて、この鎖場を登ったことがあるのですが、
下りなら楽だろうと思っていたら、
これがけっこうハードでした。
きっと、体力が衰えているのですね。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_9382145.jpg

一の谷から獅子ケ鼻岩を見あげる・・・

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_9505214.jpg

小学生の団体が登ってくるのに遭遇。
なかなかいい体験ですねw

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_9514573.jpg

一の谷を抜けると、また平坦な弥陀ヶ原コースに戻ります。
弥陀ヶ原駅まであとひと息。

とてもゆっくり立山縦走記 その3 雷鳥沢~弥陀ヶ原_c0196076_1042911.jpg

このあと、弥陀ヶ原駅で弁当。
そのあとバスで美女平、ケーブルで立山駅まで戻ります。

Mさんは車で大日縦走組を迎えに称名滝まで。
僕は能登和倉へ向かいます・・・
Commented by りんごの里から at 2012-08-17 00:14 x
こんばんは。
お天気に恵まれ、素晴らしい立山縦走でしたね。
ピンクのチングルマはタテヤマチングルマと呼んでいます。
きれいな写真をありがとうございました。
”07年のも拝見しました。立山(富山)を愛して止まないお気持ち十分伝わってきます。ありがとうございました。
その足で能登半島石崎奉燈祭へですか、勇壮なお祭りですね。
Commented by dendoroubik at 2012-08-17 15:51
☆りんごの里からさん

体力的にはかなりきつかったのですが 天気もよくて楽しい立山行でした(^-^)
今回は地上の富山を堪能できませんでしたので 来月にはまた2度ほどおじゃましますw

ピンクのチングルマはタテヤマチングルマというんですね
知りませんでした(>_<)
ネットで画像検索すると…おお! とても可憐な花でした
もっとちゃんと目に焼き付けておくべきでした…
また 見に行かねば!
by dendoroubik | 2012-08-15 20:00 | 富山 呉東 | Trackback | Comments(2)