小松 お旅まつり1 八基揃え

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小松には「橋北」と「橋南」という地域区分があるそうですね。

あまり馴染みがないので、
どのような人情のちがいがあるのかはピンとこないのですが、
市内を流れる九龍橋川を境に両地区はそう呼ばれ、
心情的にも厳然たる区別があるのだと仄聞しました。

「お旅まつり」は兎橋神社と
本折日吉神社、ふたつの神社の春まつりですが、
前者は橋北、後者は橋南にあり、
それぞれの神輿や曳山はお互いに川を越えることなく、
氏子町内を練っていたのだそうです。

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今から22年まえ、市制50周年を記念して
橋北の曳山三基と橋南の五基が市役所まえに勢揃い・・・

いまでは「お旅まつり」の最大の呼び物になっている
「八基揃え」がこのときはじめて実現。 

その後は、毎年、橋北/橋南交互に場所を移し
「八基揃え」がおこなわれてきたのだそうです。

昨年は被災地を慮って八基揃えは中止されました。 

そして、今年は>橋北と橋南のちょうど境界線にあたる
細工町の交差点で八基が揃いました。 
これもはじめてのことなのだそうです。

午前10時過ぎ、小松に到着して無料(!)の駐車場に車を停め、
係りのおやじさんに会場までの案内を乞うと最後に

  「時間があれば、ぜひ『八基揃え』は見て帰ってくださいね」

と言われました。
もとよりそのつもりだったのですが、
子供歌舞伎、そして八基揃えは
小松の方々にとって「誇り」なんだなあ
・・・と感じました。

そして、噂に違わず、
やはり煌びやかですばらしいものでした・・・。





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橋南から当番組の西町、大文字町、龍助町、
八日市町、寺町の五基の曳山が曳行されてきます。

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橋北からは当番の材木町、京町、中町の三基。

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午後6時半、西町の
『清盛入道仏御前 西八条之段』からはじまります。 

11日の初演から5回目の上演になりますので、
どの子供たちも、もうかなり堂に入った演技です。
観客もここがいちばん多く、
ライトアップもされてノリにノッてる感じです。

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もっとも喝采を多く浴びるのは、やはり仏御前。

琴をつまびきながら今様を謡ったり、
舞を披露する見せ場もさることながら、
恩人・妓王が館を退いたことを知って、
みずからも故郷・小松へ帰る決意を
述べるくだりは、もっとも盛りあがります。
 
  「ほんに、小松は好きところ・・・」

というセリフには

  「そうだ!」

という合いの手が客席からあがります(笑)

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そういえば清盛の嫡男、重盛も
別名・小松殿(関係ありませんが^-^)

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クライマックスにさしかかったあたりで、
ちょうど夜の帳がおりてきました・・・

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襖に歌を筆書きするところが見せ場の妓王。

小学3年生の女の子が演じています。

   「上手だったわねえ。習字は習ってるの?」

というインタビューに、、
いかにも興味なさげにそっけなく
「いいえ」と答えて観衆を沸かせます(笑)

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材木町の『忠臣講釈真葛ケ原 宅兵衛上使の段』
がはじまったころは、
もうあたりはすっかり闇に包まれていました。

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四十七士に加わるために
主人公の寺岡平右衛門が実の妹を手にかける
・・・という悲しい(ちょっと陰惨な)人情話。

暗闇を背景に演じられると、
どこか妖しい雰囲気を醸します。

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子供たちの演技にも、
不思議な魅力が宿ってきているように思えます・・・

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by dendoroubik | 2012-05-17 01:00 | ◇小松お旅まつり | Trackback | Comments(0)