2011年 11月 29日
長浜 鶏足寺
こちらも滋賀県では人気の紅葉スポット。
「鶏足寺」はもともと「己高山五箇寺」のひとつ
観音寺の別院の名でしたが、
諸寺が衰退し、中心拠点として残ります・・・
が、これも明治以降無住となり、
麓の飯福寺に寺宝などは移されます。
しかし。この寺も昭和38年に無住となるに及んで、
ふたつを合寺して「鶏足寺」と称するようになりました。
「己高山五箇寺」と呼ばれた諸寺は
奈良時代に行基が草創し、
泰澄が修行場としましたが衰退、
後に最澄が再興したものといわれます。
現在「鶏足寺」と呼ばれているその麓の飯道寺も
中世には僧兵を擁し、
「湖北の比叡山」 といわれるほどの大寺でした。
坂になった参道の石段、その脇のこけむした石垣や
諸堂の跡のほかに往時を偲ぶものはなく、
200本以上といわれる背の高い紅葉の古木が
秋には紅く燃えあがるばかりです。
鶏足寺の写真でよく眼にするのは、
石段を埋め尽くす真っ赤な散り紅葉・・・
ですが、観光客がひっきりなしに往来するので、
朝早い時間じゃない限り、
足元はとうてい写すことはできません・・・
「己高山五箇寺」の諸仏は、
現在 麓にある「己高閣」と「世代閣」
という収蔵庫で見ることができます。
村人によって、寺の衰退や
廃仏毀釈からも守られてきた湖北の諸仏は、
言葉にできないほど美しいですね。
また、近くの石道寺には
井上靖の小説『星と祭』で有名な十一面観音がおられます。
「観音さまと言うより、美人がひとり立っている」
・・・読んだときには、なんて俗っぽい表現だと思いましたが、
じっさいに見てみると、そうとしか表現できない
類まれな可憐さを身にまとっておられます。
石段の足元を埋め尽くす散り紅葉がうつせないほどに。。
「鶏足寺」 名前がなんともいいじゃありませんか。。
モミジの形した小さな足。。 名前だけで、かわいいモミジが浮かびますもん。。
「長浜市」と標記されてしまうのがやっぱり寂しいですね。
「木之本」。。。木之本の鶏足寺。 これに限ります。
観光客の多さは ラッシュアワーの滋賀のどの駅にも負けないくらいでした^-^;
観光バスが5 6台道路に縦列駐車してましたね
それにしても この季節の湖北は とりわけキレイですね
多くの人が訪れるのも頷けます
近ければ もっと頻繁に行きたいのですが・・・自宅から100キロ
ちょっと立ち寄る・・・というわけにいかないのが残念です
たしかに 鶏足寺=木之本 という刷り込みはありますね
「観光」としては 「長浜」とひとくくりにした方が都合がいいかも・・・
1枚目をとった途端にレンズが故障(>_<)
現在 修理中です(ノ><)ノ
このあと あきらめて望遠で白鳥を撮りに行きました
来週 香箱蟹&坂道ツアーで金沢へお伺いします(^O^)/
坂道ばかりを熱心に撮ってる奴を見かけたら…たぶんそれは僕です^_^;