2011年 10月 16日
ヴォーリズの建物37 豊郷小学校は今?
改修工事を終えて一般見学も可能になった
旧豊郷小学校には、アニメ『けいおん!』>ファンが大挙している
・・・と聞いて久しく・・・もう、そろそろ落ち着いたころかな
・・・と行ってみたのですが・・・やはり、まだいっぱい来てました。
アニメの主人公たちの通う桜ケ丘高校が、
豊郷小学校に酷似している・・・というか、
ズバリ あれはモデルにしてますね・・・
ことから、アニメに登場する京都をモデルにした風景などとともに
「聖地巡礼」と称して、大勢 ファンが訪れているようです。
地元商工会も「けいおんでまちおこし実行委員会」
なるものをを設け、校舎内でティールームを開業したり、
さまざまな活動をおこなっているんだとか・・・
豊郷小学校の旧校舎は、1937(昭和12)年、
伊藤忠兵衛商店(伊藤忠商事、丸紅の前身)専務の古川鉄治郎が、
ヴォーリズに設計を依頼し、建設、寄贈したもの。
「国運の進展は普通教育の振興に侯つ所頗る大なり」
とする鉄治郎は資財の3分の2(現在の貨幣価値でいうと3~40億円とも)
を投じて母校の校舎と講堂を建設。
当時、珍しかった鉄筋コンクリートの建築は
「東洋一の小学校」とまで呼ばれていたそうです。
1999(平成11)年、この校舎の解体か保存かをめぐっての
市長と住民の争いはワイドショーでも取り上げられましたが、
住民側があれだけ保存に熱心だったのは、
この校舎がこういった背景をもつ町のシンボルだったからです。
まずは「酬徳記念館」へ。
もともと図書館だったところです。
現在はギャラリーや観光案内所などが入っています。
それにしても立派な図書館ですね。
彦根カロムやなんかが展示 (?) されているのはわかりますが・・・
奥には 全国の巡礼者による寄贈品の数々。
楽器やフィィギュア、ティーセットや絵馬なんかもありました。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
校舎の方へ行ってみます。
(校舎を正面から捉えたこのアングルが、
豊郷小学校を象徴する絵になるかと思います・・・
アニメでもこのアングルで登場するみたいです)
このまっすぐな長い廊下も・・・
豊郷小学校のシンボル・・・真鍮製の「兎と亀」の手すり飾り
(これもアニメに登場するみたいです)。
1階は兎と亀が同じスタートラインに立っていますが、
踊り場では兎は居眠り、
3階へ行くと、先に亀がゴールしています。
戦時中は、ご多分に漏れず金属供出に出され、
戦後、篤志家の寄付により復活したものだそうです。
旧校舎の模型・・
11月19日にはこの講堂で 高校生バンドのコンテスト
「とよさと軽音楽甲子園」が開催されるそうです。
優勝者には翌日のアニソンライブに出場する権利が得られるんだとか。
駐車場の車のナンバーを見てみると・・・
所沢、湘南、土浦、長岡、名古屋・・・
ふだん、滋賀・・・のみならず、
関西ではあまり見かけないプレートが並びます。
彼らはこのあと、京阪石坂線にでも乗りに行くのでしょうか・・・
階段にウサギがいたり、学校にしては遊び心がありますね^^v
この小学校は毎日公開されているのですか?
曜日時間等、教えてください^v^21
毎日 見学可能ですが たしか図書館は土日休みだったと思います
開館時間は平日は8時30分~17時まで(土日は9時~17時30分)
電車ですと 京都駅からびわ湖線で近江八幡⇒近江鉄道に乗り換えて八日市駅⇒近江鉄道近江本線に乗り換えて豊郷駅まで⇒徒歩10分・・・ざっと2時間というところですが 電車の本数が少ないので よく調べないともっとかかるかも^-^;
車だと 国道8号線を北上 彦根市の手前を右折して 旧中山道沿いにあります
あたりは 飛び出し坊やの宝庫です^-^
あとからよく考えたら keiさん 以前 彦根にお住まいだったんですね
交通手段は 蛇足でしたね^-^;
しかし・・・ご存知だと思いますが・・・
まわりには なーんにもありません^-^;