能登 宇出津のあばれ祭り3 歓待の掟

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宇出津のあばれ祭りは 
「能登キリコ祭り」と総称される祭りのひとつですが、
もちろん、キリコは神輿を先導し、
随伴するものなので、
あくまでも主役は神輿の方です。

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この祭りのクライマックスは1日目の夜、
港に焚かれた大たいまつの周りを、
40基のキリコが乱舞するところ・・・

2日目の夜から翌朝の未明にかけて神社へ、
町中をあばれまくって還るところです。

2日目は、都合で夕方までしか見られませんでしたが、
朝からも、神輿は見事なあばれっぷりでした。



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白山、酒垂両神社の神輿は
朝から町内全域を巡行し、
途中、何度か海のなかへ投げ込まれます。

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現地でもらったビラには、
この祭りの起源がこう記されています・・・

いまから300数十年まえ、
この町を疫病が襲います。

そのとき、港に流れ着いた神を
新村のアヤメに祀ります。
さらに宇出津の人々は、
京都・八坂神社から牛頭天王を勧請。
すると・・・神霊が青い蜂になって、
疫病に苦しむ人々を刺してまわり、
まもなく災禍は終息したといいます。

よろこんだ宇出津の人々は、それ以来、
牛頭天王を神輿に担ぎ、暴れ狂うがごとくもてなし、
祈り、感謝するようになった・・・と。

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「チョーサ」「チョーサ」の掛け声で
神輿を海中で回転させていきます。
300メートルほどの沖まですすんでいきます。

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回転させるだけでなく、
寄ってたかって沈めたり、
屋根を叩きのめしたり・・・
ずいぶんな歓待ぶりです。

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海中から引き上げられますが 
「歓待」はこれだけでは終わりません・・・

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「水責め」のあとには「火責め」が待っています。

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杉の枯葉の焚き火のなかへ放りこまれてしまいます・・・

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火のなかへくべられるだけでなく、
まるで ローストチキンのようにひっくり返されたり・・・

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執拗に引き釣りまわされ、
地面に叩きつけられたり、ギリギリ擦りつけられたり・・・

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まるで暴行現場みたいな
キナ臭い感じがしないでもありませんが・・・
神輿を激しく揺すったり、坂の上から落としたり、
ときにはぶつけ合ったりするのはよくあることで、
これは神の霊を揺り動かして賦活させる
「魂振り」の一種なんだと思います。

神を呼び起こそうとする
祈りの激しさをあらわしているのでしょうが・・・
それにしても手荒い歓待ぶりです。

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大鳥や鳥居が再び取りつけられ、
担ぎだされていきます・・・

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いったんお旅所に据えられたのち、
深夜のクライマックスへ向けて、
ふたたび町内を巡行していきます・・・

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Commented at 2011-07-07 08:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dendoroubik at 2011-07-07 23:26
☆鍵コメントさん

ありがとうございます
お忙しいなか お手間をとらせてしまい 申し訳ありませんでした
いずれまた お会いできるのを楽しみにしています!
by dendoroubik | 2011-07-06 23:27 | ◇あばれ祭り | Trackback | Comments(2)