2011年 05月 12日
信楽 窯元散策路
小学生のころ「スーパーカーブーム」という、
いまにして思えば珍奇な現象があり、
とりたてて興味があるわけでもない自分でさえ
マシーンの名前をおぼえ、
マンガやTVで見ない日はない・・
・という日々でしたが、
実物にお目にかかったのは、
それからずいぶんあとのことだったと記憶します。
先日、同年代の友人と話していて、その話題になり・・・
「マンガやTVで知るより先に実物を見た!」
と言うのです。
彼は信楽出身です。
べつに信楽をバカにしてるわけやありませんが、
40年ちかくまえに、信楽の農道にカウンタックが
走っていたなんて、にわかには信じがたい話ですよね。
でも、じっさい、昭和40年代の終わりころまで、
信楽は登り窯による陶器の大量生産で、
好景気に沸きかえっていたらしです。
彼の家の近所には登り窯が乱立し、
いまなら「公害」の一言で片づけられてしまいそうな
黒煙が繁栄の証みたいに映った
・・・と彼は述懐していました。
ある日、羽振りのよかったクラスメイトがひとり・・・
ふたり・・・突然、学校に現れなくなり・・・
「夜逃げ」という耳慣れない言葉の意味を理解しはじめたころに
「ああ、時代が変わってくんや・・・」
しみじみ実感したらしいです。
ホームに降り立った瞬間から、
そこはもう痛いほど「信楽」です(笑)
京都駅に降り立ったからといって、
べつに舞妓さんが出迎えてくれるわけやありません。
が、このタヌキたちの歓待ぶりは、ホノルル空港並み・・・
そのサービス精神は、
改札を出ても変わらず発揮されます。
たぬきでんわ
ケータイなんてつまらないものを持っていても、そっとポケットに隠して、
大切な人にここから電話したくなりますね。
プルルルル・・・
「・・・やあ」
「誰?・・・まさかdendoroubik?」
「久しぶり」
「やっぱり!・・・今どこ?・・・ずいぶん声が遠いわね」
「××からだよ」
「え? どこ? ニューヨーク?」
「似たようなものだよ」
「ロンドン?」
「いいや。たぬきでんわから・・・」
「いやだ。また、冗談ばっかり!」
(イメージ 『ザ・ロング・グッドバイ』のエリオット・グールド風)
そんな空想がひろがりますね(あ!
僕だけですか・・・ひょっとして^^;)
町へ踏み出しても、期待は裏切られません。
駅からまっすぐ突き当たった
「新宮神社」の狛犬も、やはり信楽焼き(たぶん)
神社の脇を通って「窯元散策路」へ。
いま、信楽は工業生産物としての陶器と
「作品」としての陶器を製作する人が同居する町です。
これは水と土の不思議な反応を利用して建造された建物「版築」
現役の登り窯、廃止された登り窯が見られます。
不思議な・・・
不思議な町です。
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anny
at 2011-05-13 00:47
x
一種の宗教を感じます(^^;
信楽好景気のお陰か、私の京都の生家にも狸が一匹、唐崎の実家にも一匹・・・
カエルもフクロウも居てます。
ご近所はみな一家に一匹、玄関先に何かしら居てますね。
信楽好景気のお陰か、私の京都の生家にも狸が一匹、唐崎の実家にも一匹・・・
カエルもフクロウも居てます。
ご近所はみな一家に一匹、玄関先に何かしら居てますね。
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dendoroubik at 2011-05-13 14:09
☆annyさん
道路公団の発表によると
高速道路でいちばん交通事故に遭う動物はタヌキなんだとか
滋賀ではサルやシカにはよく出会いますが
そのわりには 生きたタヌキには出会ったことがありません^_^;
なにゆえ 信楽焼きのタヌキはこんなにもポピュラーな置物になってしまったのでしょうか?
道路公団の発表によると
高速道路でいちばん交通事故に遭う動物はタヌキなんだとか
滋賀ではサルやシカにはよく出会いますが
そのわりには 生きたタヌキには出会ったことがありません^_^;
なにゆえ 信楽焼きのタヌキはこんなにもポピュラーな置物になってしまったのでしょうか?
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さばお
at 2011-05-13 20:41
x
なんだか、今回のエントリー、導入(スーパーカー)とか「たぬき電話」のクダリ、いつものタッチとちょっと違っていて楽しい
^^
(もちろん、いつも楽しいですよ。)
平衡感覚がおかしくなりそうな街ですね。
道は曲がっているし、登り窯とかトタンの小屋?とかグニャ~となってて。
そうそう。先日、ウチの近所(ご存知のとおり、京都のど真ん中)にイタチが居ました。夜道で目が有って、凍りつきました。
^^
(もちろん、いつも楽しいですよ。)
平衡感覚がおかしくなりそうな街ですね。
道は曲がっているし、登り窯とかトタンの小屋?とかグニャ~となってて。
そうそう。先日、ウチの近所(ご存知のとおり、京都のど真ん中)にイタチが居ました。夜道で目が有って、凍りつきました。
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dendoroubik at 2011-05-13 21:14
☆さばおさん
だいたいこのブログは 夜中に酒を飲みながら書いています^_^;
信楽焼きの歴史とか 古代史をフィーチャーするつもりだったんですが
酔いが回って 資料を調べるのが面倒臭くなり
ついつい いいかげんなことを並べてしましました
そういう記事は 翌朝目覚めて削除することが多いのですが
夜中にコメントを寄せてくださる方があったりすると 削除できず
こんなふうに生き残っているのが いくつかあります^_^;
イタチというのは いったいどこで暮らしてるんでしょうか^^
顔が けっこうカワイイんですよねv
だいたいこのブログは 夜中に酒を飲みながら書いています^_^;
信楽焼きの歴史とか 古代史をフィーチャーするつもりだったんですが
酔いが回って 資料を調べるのが面倒臭くなり
ついつい いいかげんなことを並べてしましました
そういう記事は 翌朝目覚めて削除することが多いのですが
夜中にコメントを寄せてくださる方があったりすると 削除できず
こんなふうに生き残っているのが いくつかあります^_^;
イタチというのは いったいどこで暮らしてるんでしょうか^^
顔が けっこうカワイイんですよねv
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goodroads at 2011-05-14 09:18
昔20才の頃のこと、実家の親に頼まれ、6~7万円の予算を頂戴し、庭に置く為の「タヌキ」を予算内で目イッパイ大きいのを買って来い!!という特命(笑)を受けて信楽へ行きました。
一面のタヌキワールドに遭遇した記憶が蘇りました。同時に信楽には2つの思い出があります
まず1つは、沢山ありすぎて一体を選べない!!
もう1つは、高速予算も注ぎ込んで購入のデカイタヌキを助手席に乗せ、シートベルトを付けて、1号線経由で8号線の下道で帰った折、対向車線の車に指を指されて爆笑された
そういえば・・・みなさん「フェラーリ」「ランボルギーニ」「ポルシェ」に夢中になるのに・・・・Tomは「マセラティ」や「ランチァ」が好きという一風変わった子供でした。
あの頃の熱狂的だった友人は、やはり大人になりポルシェを買ったヤツが多かったですねー
中には1人カウンタックLB400なんていう、信じられないヤツもいましたが~
凸!!
一面のタヌキワールドに遭遇した記憶が蘇りました。同時に信楽には2つの思い出があります
まず1つは、沢山ありすぎて一体を選べない!!
もう1つは、高速予算も注ぎ込んで購入のデカイタヌキを助手席に乗せ、シートベルトを付けて、1号線経由で8号線の下道で帰った折、対向車線の車に指を指されて爆笑された
そういえば・・・みなさん「フェラーリ」「ランボルギーニ」「ポルシェ」に夢中になるのに・・・・Tomは「マセラティ」や「ランチァ」が好きという一風変わった子供でした。
あの頃の熱狂的だった友人は、やはり大人になりポルシェを買ったヤツが多かったですねー
中には1人カウンタックLB400なんていう、信じられないヤツもいましたが~
凸!!
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dendoroubik at 2011-05-14 18:53
☆Tomさん
助手席にそんな大きなタヌキを同乗させていたら
そりゃあ 爆笑されますよ^^;
6~7万のタヌキといえば 相当 大きなものですね
きっとその対向車も いい話のネタになったことでしょう
話しても 見てない人に信じてもらえなかったかもしれませんが^^;
(しかし あの中から どうやってお選びになられたのか
そちらを お聞きしたいような気がしますw)
それにしても 信楽焼きのタヌキが そうしてこんなに全国区なのか
今もってわかりません・・・
自分もマセラティには魅力を感じてました
もちろん そんな車に乗れるはずもなく
乗っている知人もいませんでしたが^^;
凸ありがとうございます!
助手席にそんな大きなタヌキを同乗させていたら
そりゃあ 爆笑されますよ^^;
6~7万のタヌキといえば 相当 大きなものですね
きっとその対向車も いい話のネタになったことでしょう
話しても 見てない人に信じてもらえなかったかもしれませんが^^;
(しかし あの中から どうやってお選びになられたのか
そちらを お聞きしたいような気がしますw)
それにしても 信楽焼きのタヌキが そうしてこんなに全国区なのか
今もってわかりません・・・
自分もマセラティには魅力を感じてました
もちろん そんな車に乗れるはずもなく
乗っている知人もいませんでしたが^^;
凸ありがとうございます!
by dendoroubik
| 2011-05-12 22:54
| 滋賀 湖南
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Comments(6)