2011年 05月 10日
甲賀 瀧樹神社のケンケト祭1
滋賀県の湖南地方には、
「ケンケト祭(踊り)」と呼ばれる行事がいくつかあります。
多くは、少年たちが、長刀振りを披露するものですが、
瀧樹神社のケンケト祭は
ご覧のように、それらとは様子が異なります。
中世の風流踊りの流れを汲む、
棒振り踊りが演じられます。
棒振り踊りが長刀に取って代わられ、
同じ「ケンケト」という名を引き継いでいるのかな
・・・とも思いますが、まったく確証はありません。
5月3日・・・日野を正午過ぎに出て、
土山に到着したのが午後1時すぎ。
集会所にちょうど「花笠」がすべて持ち寄られ、
ケンケト踊りの一行がやってくるところでした。
「ジャガマ」をかぶった男の子たちが
おじさんたちに肩車されているのは、
大地に足をつけて穢れるのを避けるため。
男の子たちは、神の依り代なのです。
花笠を奉仕する男の子たち。
なんて純真な瞳をしてるのでしょう・・・。
神主さん、傘鉾、肩車をされたケンケト坊やたち
、花笠の一行は、茶畑を渡って瀧樹神社まで練行します。
鳥居から本殿まえの石段まで、
ケンケト踊りがはじまります。
げーにも さあ とないやーよ
げにも さあ となさわ
ケンケト ケンケンケト
ケンケンケトーケーン
メモをしないで聞き取った歌詞なので、
まちがっていたらしみません・・・。
いずれにしても、何か意味が
込められているわけでもなさそうな歌詞・・・
イギリスのインディーズのニューウエーブバンドみたいな
頼りなげな調子が耳に残ります・・・。
先頭の棒振りの2人、鉦と小太鼓、
ササラのグループの踊り・・・死ぬほどに可愛らしいです!
拝殿まえの石段上で、
ケンケト坊やたちはふたたび肩車をされ、
自分たちがやってきた方を振り返ります。
さあ!
つぎに怒涛の「花ばい」がはじまります^^;
つづく・・・
もしかしたら、その重さに耐えているのか?
首に力入れてないとグラングランしそう。
>滋賀にはまるでびわ湖しかなく、その間隙を縫って県民がすんでいるように思われがちですが^^;
これで思い出したのが、2003年ごろ本屋で笑いを堪えながら立ち読みした「バカ日本地図」
特に滋賀県の扱いには(心の中で)爆笑しつつ「まぁ世間一般的には、滋賀県のイメージってこうなんだろうなぁ」と。
もしご存知なければ、今だと動画になっているようですので、ご覧になってみてください。
先日ラジオを聴いていたら 滋賀出身の50代の女性編集者の方が
こんなことをおっしゃっていました
「20代のころは『滋賀出身』というのが恥ずかしく 神戸に遊びにいって
『どこから来たの?』と聞かれても『京都の方から・・・』と答えていた」と
方角はたしかに京都の方ですが^^
まるで「消防署の方から来ました」という 消火器詐欺みたいです
でも たしかに京阪の淀屋橋駅のホーム案内や 京都東インター付近の道路案内も
「京都方面 びわ湖方面」となっており
「滋賀」という地名は いまでも完璧に無視されていますね(涙)
それも、夏には必ず一度は琵琶湖に行くのが恒例だったのに・・・多分、琵琶湖はシガ県とは思っていなかったのでしょう。
自分も滋賀に住みはじめるまでは そんなもんでした^^;
滋賀といえば「びわ湖」と・・・滋賀ナンバーの車を「ゲジゲジ(ナンバー)」呼んでたくらいで・・・
志賀もまぎらわしいですが
JR草津駅近くの商店街には「草津温泉」という銭湯があり
群馬の草津温泉から取り寄せた湯の花をつかっているとか・・・