大津 山王祭 献茶式

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4月13日は、午後から華やかな「花渡り式」
夜には豪快な「宵宮落とし」がおこなわれますが、
午前中にも大切な神事が粛々と執りおこなわれています。

午前11時ごろの「献茶式」も不思議な神事です。




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「最澄が伝えた、栄西がひろめた」

滋賀のローカルテレビで流れている、
お茶のCMです(最近、あまり見ませんが・・・)

たしかに遣唐使として中国に渡った最澄が
茶の実を比叡山麓に植えた
・・・というのは、どこかで聞いた気がします。

しかし、よく考えてみると、最澄の出身地、
坂本をはじめ、びわ湖の西側に茶畑というのをあまり見かけません。

びわ湖の東側も広大な田んぼがひろがり、
ちょうど三重や京都府南部との境、
土山、信楽までいくと、これでもかというくらい
延々と茶畑がひろがっています。
(自分は土山を車で走っていて、茶畑で道に迷ったことがあります^^;)
が、信楽の先の「宇治茶」を知っている人でも、
滋賀と茶のつながりにピンとくる人は少ないかもしれません。

それもそのはず、茶の栽培面積ランキングで1位は
もちろん静岡、ついで鹿児島、三重・・・
滋賀はベスト10にすら入っていません。
(土山の広大な茶畑で道に迷った者には信じがたい数値です^^;)

それはともかく・・・京阪電車の石山坂本線・・・
通称・石坂(いっさか)線の終点、坂本駅の改札を出てすぐに
「日吉茶園」という、ごく小さな茶園があります。

ほんとかどうかは知りませんが、
最澄が唐から持ち帰った茶の種を植えたことにはじまる
という日本最古の茶園だといわれています。

毎年5月1日には、日吉大社の神職や巫女さんが、
茶摘みをされる姿が見られる(そうです)。

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ちょっと話が脱線しましたが^^;
「献茶式」というのは、その朝、
東本宮から担がれてきた4基の神輿に、
お茶を献上する・・・という神事です。

もちろん、献上される茶は、日吉茶園で摘まれたものです。

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山王祭の長い歴史のなかで、
この神事が取り入れられたのは弘仁6(816)年、
唐崎に行幸された嵯峨天皇に茶を献上したところ、
たいそう喜ばれたことにはじまるといわれます。

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その夜に出産を控えた神さまにお茶を一服・・・なんとも粋ですね。

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組み立て式の拝殿で茶が点てられます。

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東本宮、牛尾宮、樹下宮、三宮神輿の順に新茶が献上されます。

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それにしても・・・なぜ、湖西には茶畑がないのでしょう・・・?

たんに土地が狭くて、米をつくるのに精一杯だったからでしょうか・・・

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Commented by goodroads at 2011-04-21 22:46
献茶式・・・・・久々に熱い緑茶が飲みたくなり、飲んでいます。
Tomは茶畑というものを見た事がありません~きっと畑が織り成す「幾何学模様」は面白いかもしれませんねー

神事というのは、なかなか出くわすことがありませんが、イイですよね!
日本人のアイデンティティーを感じます凸!
Commented by dendoroubik at 2011-04-22 22:36
☆Tomさん

これからの季節の茶畑は いいですよー
思わず「自然と人間の調和」・・・なんて言葉が浮かんでくるほど
美しいもんですね

神事・・・といわれるものは たいてい「退屈」なものですが
見ていて ふと プリミティヴな感情を揺さぶられるような瞬間がありますね
もしかしたら それが日本人のアイデンティティ・・・かもしれないですね

凸 ありがとうございます^^
by dendoroubik | 2011-04-19 23:58 | ◇山王祭 | Trackback | Comments(2)