2010年 04月 16日
長浜曳山まつり 太刀渡り
長浜曳山まつりは、
豊臣秀吉が長浜城の城主だったとき、
長男誕生のお祝いとして、
町人たちに砂金を贈ったことにはじまるといわれます。
砂金を元手に町人たちは曳山を建て、
長浜八幡宮の祭礼に曳き回したと。
長男誕生のまえ・・・長浜八幡宮を再興した秀吉は、
八幡太郎・源義家の「後三年の合戦」の凱旋をあらわした
「太刀渡り」という行列を家臣に命じて行わせたといいます。
後に「町年寄十人衆」に行わさせ、
観覧したと神社の由来書にあるそうです。
いわば、曳山まつりのオリジンですね。
「長刀組」(小舟町組)が引き継ぎ、
現在も15日の朝、八幡宮に行列します。
9時過ぎ行列が到着します。
先頭には大きな金弊、力士
(すそからげでおしりを見せる姿がおもしろい)
子供鎧武者と従者。
背中に剥き身の刀を2本クロスさせて背負い、
2メートルほどの刀を腰に差して、
右手にも剥き身の刀を持っています。
音曲もなく、行列中は私語も厳禁
という厳粛な神事ですが
・・・どこかしらユーモラスでもあります。
とにかく、この刀がスゴイ!
太刀渡りはしばらく休んだあと、御旅所へ向けて出発します。
最後が境内をでると、
長刀組の裃姿の中老が「長刀組」と書いた札つきの青竹を抜き、
3回神前に向かって振ってから、
壱番山の屋台に向かって差し出す翁招きがある・・・らしいです。
(鳥居まえで行列を見送ってたので、見逃しました)
これを受けて壱番山は囃子(しゃぎり)を始め、
子供歌舞伎の奉納が行われます。