2009年 12月 28日
高島 針江浜のヨシの丸立て
先日訪れた在原集落では、防風・防雪用に家屋の周りをヨシで囲んでいましたが・・・
ヨシ刈りをすることで、春の芽吹きを促します。
3月には野面に火を入れて「ヨシ焼き」が行われます。
「ヨシ焼き」は、灰を養分にしてヨシの育成を促すこと、
立ち枯れをなくして地面に太陽の光を注ぐようにすること、害虫の駆除、3つの意味があります。
ヨシは水側・陸側両方にまたがって群生をつくる唯一の植物です。
水を浄化する働きがあることはよく知られていますね。
陸で森が果たしている役割を水際で果たしているといわれます。
すべて滋賀の写真家・今森光彦さんの
『カラー版 里山を歩こう PART2 わき水の里から琵琶湖へ』(岩波ジュニア新書)からの受け売りです(笑)
いや・・・自分も記事で触れた本を読んで はじめて知ったのです
そういわれてみれば そうかなあ・・・と(^^;)
先日 ヨシの花の時期に
八幡 安土の群生地を歩いてみたのですが
なかなか壮観でしたよ!
琵琶湖の西側もかなり北のこのあたりは
護岸もされておらず どこまでが琵琶湖で どこからが陸なのか
あいまいな景観がつづいています
この浜の上には「かばた」と呼ばれる湧き水を家屋に取り入れて生活する針江という集落があります
噂なので真偽のほどは定かではありませんが
政権末期のA元首相も 休日に「癒し」に訪れたとか・・・