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魚津 たてもん祭

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魚津 たてもん祭は
8月の第一金曜・土曜に開催される諏訪神社の祭礼。

高さ16mもある大柱に90以上の提灯を
三角形に吊り下げた「たてもん」といわれる万燈が主役です。

これは、三方に贄ものを神前に供えるかたちをかたどったものとも
漁師町ならでは、帆をあげた漁船をかたどったものともいわれています。

僕には、頭に足をつけた巨大なのしイカに見えましたけれど(笑)

平成9年、国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。




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大柱に提灯を取り付けるところから見物します。

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午後7時40分、魚津埋没林博物館沖から
花火の打ち上げがあります。

花火を見る人は、博物館方面に。
たてもんと花火のコラボを撮る人は
ここ魚津漁港周辺に集まります。

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ポジション取りをしていたら、
何度も富山弁で、花火はどこからあがるのかと訊かれます。

よそ者なんですが(笑)

以前、東京の地下鉄で、江戸っ子らしいお年よりに
乗り換えを聞かれたときのような、ムズ痒い感じです。

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花火が始まります。

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40分ほどで花火が終わると、いよいよ祭礼が始まります。

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七基のうち、一基ずつ神社の境内に向かいます。

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神社の境内で、たてもんが回転します。

  なぜ・・・?

と思いながらも、歓声を送ってしまいます。

ふと耳にしただけなので、ほんとうかどうかはしりませんが、
クルクル回るのは、神様に供え物を見せびらかしている・・とか・・・。

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お囃子は横笛と太鼓。

掛け声はありません。

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車軸がついているわけではありません。

総重量5トンのたてもんを、人力だけで回転させるんです。

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豪快、勇壮、華麗にして優美、そして幻想的です。

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「たてもん」の語源は、
神前にお供えを捧げたてまつる・・・が訛化したものといわれます。

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まだまだ祭はつづきます。

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後ろ髪を引かれながら、お祭を後にします・・・。


魚津には心残りがありました。
蜃気楼待ちをしてて、一日ボーっとしてて、けっきょく見られなかったこと・・・

たてもん祭も、一度現地まで来ながら、
台風で中止になったこと・・・。

でも、今回は大満足の魚津でした。
by dendoroubik | 2009-08-09 13:24 | 富山 呉東 | Trackback | Comments(0)