2009年 07月 12日
岐阜 神岡
どこで貰ったのかは忘れましたが
「岐阜商工会連合会」が発行する『飛騨・美濃 目的のある岐阜の旅』
という観光パンプレットが手元にあります。
77ページもあるので、パンプレットというよりも立派な本ですね。
カラー写真や地図がふんだんに盛り込まれ、見飽きません。
「岐阜の旅」といいながら、鵜飼も白川郷も出ていません。
どちらかというと、マイナーな土地の記事が中心で、
そのいちばん最初に「神岡」の記事が載っています。
神岡・・・不思議な響きの名前ですね。
富山から飛騨高山へ、神通川沿いに行った途中
・・・というか、帰り、30分ほど立ち寄ったことがあります。
車で神岡城まで登り、写真を数枚撮って帰ったので、
何を見たということもないのですが、鮮明な印象が残っています。
先の本の記事を読んで、
なぜもっとゆっくり見て回らなかったのかと、後悔です・・・。
越中国への侵攻拠点として、
武田信玄が江馬時盛に築城させたものといいます。
その後、廃城となりましたが、
1970年、神岡鉱山を所有する三井金属鉱業神岡鉱業所の
創業100周年記念として、模擬天守と模擬城門が建築されます。
神岡は江戸時代から亜鉛の鉱山として、栄えた町でもあったんですね。
ネットで見ていると、廃坑跡や2006年に廃線になった
神岡鉄道神岡線など、当時、見るべきものを
何も見ていなかったのが悔やまれます。
下流の富山にいまわしい公害病をもたらした原因になった
鉱山に蓋をするように、この町も忘れ去られようとしてしているのでしょうか・・・。
先の本には、それ以前からつづく神岡の町の魅力が、静かに紹介されています。
by dendoroubik
| 2009-07-12 09:11
| 岐阜
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