2009年 03月 31日
小関越1
関西や北陸を中心とした観光案内が中心で、なかには書店で売っているものより充実した内容(写真など)のものもあります。
とりわけ愛読しているのが、四季毎に刊行されているJRおでかけネットの『ハイキング』と、びわ湖観光協会が制作している『大津にきています』です。
後者の2009年春号に、小関越、大関越の特集がありました。
三井寺の傍、長等神社あたりから、峠を越えて旧東海道までの8Kmほどの道が小関越えと呼ばれています。
『野ざらし紀行』で京都側から大津へ入った芭蕉が「山路来て なにやらゆかし菫草」と詠んだのは有名ですね。
小関天満宮にはその句碑(ちっちゃくて、愛らしい句碑です)もあります。
この句からきているのかどうかは知りませんが、大津市の花は叡山すみれです。
小関越と三井寺の分かれ目にこの道標が、少しアスファルトに埋もれて建っています。
(西)左 三井寺 是より半丁
(北)小関越 三条 五条 いまく満 京道
(東)右 三井寺 とあります。
その横の石柱には「かたた げんべゐのくび」とあります。「堅田の浦」を参照下さい。