2009年 02月 07日
近江八幡 長命寺
琵琶湖の東部に大きく突き出した
印象的な山並みが、長命寺山と北津田山。
その山麓の日吉神社から808段の石段を登ると、
西国三十三所観音霊場の第31番札所
として有名な長命寺があります。
武内宿禰や聖徳太子の開山伝説もありますが、
近江守護佐々木定綱が父秀義の菩提を弔うために建立、
1516(永正13)年、兵火で全山消失、
現在の伽藍は、1524(大永4)年から
1608(慶長13)年にかけて、徐々に再建されたものです。
重要文化財の三重塔、本堂、鐘楼へかけての並びは、
よく音楽に喩えられます。
勧進により再建されたともいわれますが、
こんなリズミカルな伽藍配置を誰がデザインしたんでしょうか?
鐘楼の前から。
左側の露出した岩は、
武内宿禰が長寿を祈願したといわれる「六所権現影向石」。
三重塔と護摩堂(共に重要文化財)。
本堂の鬼瓦と鳥衾。
本堂の仁王。
武内宿禰のご神体といわれる「修多羅岩(すたらいわ)」。
長命寺から琵琶湖と蒲生野を望む。
石段の途中。
滋賀県近江八幡市長命寺町157